2017年 12月 10日
THE COMPLETE BOOK OF COVERS FROM THE NEW YORKER 1925-1989 / John Updike (Foreword) |

ウィリアム・スタイグ (William Steig)、ペリー・バーロ (Perry Barlow)、バーニー・トビー (Barney Tobey)、ロバート・J・デイ (Robert J. Day)、ヘレン・ホーキンソン (Helen Hokinson)、チョン・デイ (Chon Day)、コンスタンティン・アラヤロフ (Constantin Alajalov)、オットー・ソグロー (Otto Soglow)、チャールズ・アダムス (Charles Adams)、カール・ローズ (Carl Rose)、ミシャ・リヒター (Mischa Richter)、ホイットニー・ダロー・ジュニア (Whitney Darrow Jr.)、レオナード・ダウ (Leonard Dove)、ジョージ・プライス (George Price)、ソール・スタインバーグ (Saul Steinberg)、リチャード・デッカー (Richard Decker)、バーバラ・シャーマンド (Barbara Shermund)、リチャード・テイラー (Richard Taylor)。
撮影の趣旨であった雑誌『ニューヨーカー (THE NEW YORKER)』で当時腕を振るっていた漫画家(イラストレーター)たちが勢揃いするはずがどうやらそうでもなかったようで・・・火事恐怖症のアラン・ダン (Alan Dunn) の姿が見えない・・・売れっ子ピーター・アーノ (Peter Arno)は、人混み(!?)が嫌いとのことで欠席。出席したものの才能豊かなソール・スタインバーグは、アーヴィング・ペンが「皆さん、ダーク・スーツを着用ください」と連絡していたにもかかわらず白っぽいブレザーで登場。スタインバーグは、そういう時に難聴気味になるらしい。なんとも一筋縄ではゆかない面々。


















THE COMPLETE BOOK OF COVERS FROM THE NEW YORKER 1925-1989 / John Updike (Foreword)
1989, NY, 391 pages, 305 x 305 x 35
リー・アーヴィン (Rea Irvin) がタイポグラファー、カール・パリントン・ロリンズ (Carl Purington Rollins) の活字体に触発されて考案したロゴ、そして描いたボー・ブランメルに似た伊達男とのレイアウトが1925年2月21日創刊号のカバーを飾り、現在も刊行され続けている雑誌『THE NEW YORKER』。錚々たる操觚者が文章を寄せ、才能豊かなイラストレーターが挿絵やカバー画を描き、創刊100周年もそう遠くはない、すでに伝説の週刊誌である。
本書は1989年に刊行された『THE NEW YORKER』の創刊号から1989年2月20日号までのカバー画をすべて収録した大著。その数3,277作品。機知と諧謔。アイデアに満ちたカバー画の数々。さっさとページを繰るのではなく、ルーペ片手にひとコマづつ凝視するとニンマリするかもしれない。
序文には、作家ジョン・アップダイクが文章を寄せている。
本の状態:ジャケットに僅かな擦れ、汚れあり。ジャケットの折り込み部分の価格表示がカットされている。本体見返しと天部分に少し点状のシミあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
『THE NEW YORKER』最新号のカバー画はこちら。
"Holiday Track" by Tom Gauld

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by booksandthings
| 2017-12-10 12:00
| イラストレーション