2025年 06月 01日
Joan Bennett / Edward Steichen |






プリントの端には「VOGUE FASHION OCT. 1, 1928 NO. 34」と印字されている。ヴォーグ誌のファッションのページのためにジョーン・ベネットをモデルとして撮影されたものだが、1928年10月に刊行されたヴォーグは10月13日号と27日号のなので印字の10月1日は当てはまらない。ただヴォーグはそれまでは基本的に1日号と15日号の月2回の刊行であり、1928年9月号までは事実そうで、何らかの理由で9月号からは9月1日号、9月15日号、9月29日号の月3号の刊行、そして10月号以降は10月13日号、10月27日号、11月10日号、11月24日号、12月8日号、12月22号となっている。想像するに、このジョーン・ベネットのポートレイト撮影は10月1日号ではなく結果として10月13日号のために行われたのかもしれない。ただ、1928年10月13日号のヴォーグが手元にないので確認できないのだが。
台の上に広げた雑誌は VANITY FAIR 1931年9月号。広げたページにはジョーン・ベネットのポートレイトが掲載されている。撮影者はスタイケンではなくセシル・ビートン (Cecil Beaton) 。記事は以下の通り。
ベネット家の末っ子、ジョーン。母は女優のエイドリアン・モリソン、父はハリウッド進出を果たしたばかりの気性の激しいリチャード・ベネット。天性の才能の持ち主です。4年前はベルサイユの女子高生だったジョーンは、今や若手映画スターの筆頭に名を連ねています。彼女の饒舌な広報担当者の言葉を信じるなら、彼女がスクリーンに登場すると、英語圏の男性の間で一気に熱狂が巻き起こり、サンフランシスコっ子なら警報器に手を伸ばしたくなるでしょう。ブロードウェイでは、彼女のブロンドの物思いにふける美しさを、父親と共演した『ジャーネガン』でほんの一瞬だけ垣間見ることができましたが、その後彼女はドラマの世界からアボカドと張り子の像の世界へと連れ去られてしまいました。次回作の仮題は『She Wanted a Millionaire(百万長者を夢見た)』です。
プリントの詳細写真。











プリント表にジョーン・ベネット、そしてスタイケンのサイン。裏にはスタイケンのスタンプ。
季刊写真雑誌『CAMERA WORK』のフォトグラビアや写真家ジョージ・タイス (George Tice) によるプリント、遺族によるエステート・プリントなどは目にすることはあったが、こちらはスタイケンの直筆サイン入りヴィンテージ・プリント。
価格等、その他の詳細についてはお手数ですがお問い合わせください。
『CAMERA WORK』についてはこちら。
by booksandthings
| 2025-06-01 12:00
| プリント・ポスター

