2025年 05月 01日
L'ART JAPONAIS / Louis Gonse |
京都国立博物館で現在開催中の展覧会『日本、美のるつぼ JAPAN AN ARTISTIC MELTING POT』展に出品されているルイス・ゴンス (Louis Gonse) 著『L’ART JAPONAIS(日本美術)』。










































展覧会の作品解説によると、明治11年(1878)の第3回パリ万博を機に、パリには日本の美術骨董が溢れ、蒐集家や芸術家のあいだで日本ブームが起きた、その時期に日本美術に関する初の体系的著作とされたのが本書『L'ART JAPONAIS』。著者ルイ・ゴンスは著名な美術雑誌『ガゼット・デ・ボザール (Gazette des Beaux-Arts) 』の編集長であり、熱烈な日本美術コレクター。パリ万博の通訳として渡仏していた日本の美術商林忠正も資料を提供。
第1巻の1~3章に歴史、地理と民族、絵画、第2巻の4~10章に建築、彫刻、金工・提げもの・根付、漆工、染織品、陶磁器、版画で構成。陶磁器についてはユダヤ系ドイツ人で日本の美術・芸術を欧米に広く紹介したパリの美術商サミュエル・ビング (Samuel Bing) による解説。
表紙の3羽の烏は第1巻に収録されている窪俊満の狂歌刷物(1815年)から。この絵を見て思い浮かんだのが藤田嗣治が装幀・挿絵を手掛けた1927年刊行のポール・クローデルの著作『L'OISEAU NOIR DANS LE SOLEIL LEVANT 朝日の中の黒鳥』。どちらもカバーに赤い太陽を背景に翼を広げる黒い鳥が印象的に描かれている。
L'ART JAPONAIS / Louis Gonse
出版社: A. Quantin, Paris, 1883
上巻:W290 H365 D45, 310 pages 下巻:W290 H365 D50, 366 pages
本の状態:カバー、及び内部ページの所々に染み。布装のカバーの縁にほつれ。 第1巻148~149ページの下部2穴に綴じ糸のほつれ。そのため145~152ページの下部のみ綴じが外れ。書き込みや切抜きはなし。
価格:¥143,000(2冊揃)
ポール・クローデル(著) 藤田嗣治(画)
『L'OISEAU NOIR DANS LE SOLEIL LEVANT 朝日の中の黒鳥』
by booksandthings
| 2025-05-01 12:00
| アート


