2021年 02月 15日
PLAYA GIRON / Raul Corrales |
第一次キューバ危機として知られるプラヤ・ヒロン侵攻事件 (Invasion de Playa Giron)。日本ではピッグス湾事件と呼ばれているキューバのフィデル・カストロ革命政権の打倒を試みた事件。
親米バティスタ政権が転覆し、1959年にフィデル・カストロの革命政権がスタートした。それを快く思わないバティスタ政権を支持していた亡命キューバ人とアメリカ政府が手を組んで軍事的にキューバに乗り込んでカストロを打倒しようとした事件である。
1961年4月、まずはキューバ政府軍機に偽装した反カストロ軍の攻撃機がキューバ軍基地を空襲、その後に亡命キューバ人兵士がピッグス湾のプラヤ・ヒロン(ヒロン浜)に上陸、反カストロの現地キューバ人グループと合流して政権転覆を狙うも、いくつかの失策でカストロ軍に撃退されて投降し失敗に終わった。
東西冷戦時代ということも手伝って、この事件以降もアメリカ政府はカストロ政権の打倒を目指して様々な工作を続け、それによりカストロ政権はより一層ソ連に近づくこととなり、1962年に第二次キューバ危機を招くことになった。
1981, Habana, 133 pages, 215 x 285 x 15
キューバ革命の写真家の一人として有名なラウル・コラレス (Raul Corrales) によるピッグス湾事件をテーマとしたドキュメンタリー写真集『PLAYA GIRON』。
アメリカ CIA の作戦としてキューバに潜入した工作員によって上陸の情報を流した(キューバの民衆が反カストロ行動を起こすことに期待)により、すでに上陸に備えていたフィデル・カストロと親カストロの民衆。戦いに備え武器を手配し民衆から兵を募り訓練する。街の広場では民衆が結束し声をあげ、戦闘で犠牲になった兵士をたたる。カストロはソ連製の戦車でヒロン浜に向かい指揮を執る。沖合に停泊していた補給用のアメリカの貨物船が空からのカストロ軍機の攻撃により炎上している。
そのような瞬間をカメラに捉えたラウル・コラレス。当時の新聞や週刊誌には記事として掲載されていたが、1冊にまとまったのは時を経た1981年。
本のデザインはグラフィック・アーティストのラウル・マルティネス (Raul Martinez)。テキストはスペイン語。
本の状態:ジャケットにキズ、擦れ、シワ、縁部分に欠け、汚れあり。本体カバーの底部に擦れによる小キズあり。見返し(効き紙)の綴じ部分に2㎝弱程度の破れ。見返し(あそび)に点状の茶シミあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
ラウル・コラレスのオリジナル・プリント。
写真集『PLAYA GIRON』に収録されている作品ではなく、1960年9月に出席したニューヨークの国連総会後の10月にハバナの革命広場で行ったフィデル・カストロの初演説の姿を捉えた1枚。
ラウル・コラレスはこの1枚をものにするために、大胆にも演説中のフィデルの後ろに着席していた二人の大臣に座っていた椅子を貸してくれるようお願いし、その椅子の座面に立って、演説中のカストロの大きな背を手前に配し、その先の大勢の聴衆を撮影した。
リリパット国、ブレフスキュ国のガリバーならぬフィデル・カストロ。
プリントのイメージサイズ:W320 H215
フレーム・サイズ:W520 H420 D30
アーカイヴァル・ピグメント・プリント
サイン入り
価格:¥143,000
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by booksandthings
| 2021-02-15 12:00
| 写真



















