2020年 07月 25日
LE TEMOIN / Paul Iribe |
ポール・イリブ (Paul Iribe, 1883-1935)
バスク人を両親に、アンゴレームに生まれる。16歳でパリに来て、印刷職工を経て美術学校に入り戯画、デッサンで売り出す。1906年ジャン・コクトーと雑誌『ル・テモアン』を出す。1908年ポール・ポワレの衣装デザイン画家として有名になる。一時、アメリカに渡り、セシル・B・デミルの下で美術監督として、『キング・オブ・キングス』『十戒』などのフィルムを担当した。ガブリエル・シャネルとは、このアメリカ行き前後に交際があった。1933年『ル・テモアン』を再刊したが、これはシャネル社が出資している。
1934, Paris, Unpaged, 232 x 348 x 2
交際中だったポール・イリブがパリを離れてハリウッドに行った頃、ガブリエル・シャネル (Coco Chanel) の名声は上がり始めていた。それはポール・イリブの下がり始めた栄光と反比例していた。1930年代初めにアメリカから帰ってきたポール・イリブは、1933年に政治・社会問題をテーマとした雑誌『LE TEMOIN』をシャネルの援助を得て再刊し、1935年の最終号までに69号刊行された。
本書はその『LE TEMOIN』の6号、7号、8号、9号、10号、14号、15号、16号、17号、18号、19号、20号の12冊。すべて1934年に刊行された号である。
カバーや真ん中の見開きページには、フランスの国旗の3色を用いたポール・イリブによる渾身の愛国心に満ちた風刺画が描かれ、その時々にフランスの自由を象徴するマリアンヌ(自由の女神)に扮したフリジア帽を被ったガブリエル・シャネルがモデルとして登場している。
またこれらの誌面では、時の内閣を揺るがした1933年末に発生した大疑獄事件のスタヴィスキー事件に関してもポール・イリブの絵筆が揮っている。
本の状態:各号に程度の差はあるが、汚れ、シワ、シミ、少しの破れ、小さな虫食い穴、折れなどあり。切り抜きや書き込みはない。
価格:各号¥4,950~¥7,150
by booksandthings
| 2020-07-25 12:00
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