2021年 07月 05日
JOSEF CAPEK A KNIHA / Jiri Kotalik, Vladimir Thiele |
・・・・・。私がはじめてパリに行ったとき、アルカンやフラマリオン、その他の安価な版の統一された表紙は、その部数の多さと個々の単純な装丁で、これこそが一番正しいものだと私には思え、大きな印象を私に与えた。これこそが一番正しい!と私は考えた。しかし当時の私は、本の条件はどこも同じではないということを、何となく意識していなかった。これらは古参の出版社で、その版は長いこと使われているが、わが国では新しい、若い出版社こそが最も元気のいい出版社で、これらの出版社は多くの場合近代的な読者に食い込み、それにあまりポピュラーでない文学を扱う。そしてその他、わが国では本は通常それほど少なくない出版部数で出されており、そんな訳で、書籍市場にはいつもあまり成功していない本や有名な人の本がたくさん現れるので、新しい若い出版社は非常にはっきりと注意を引くようにしなければならない。
これらのことが私の統一性への好みを、ひとつひとつの本にはその独自の表現、特別で異なった魅力や形を与えるべきだという確信へと向けさせた。わが国の書店のウィンドウを見てみれば、そこでは1冊の本がもう1冊を飛び越えて声を上げ、1冊がもう1冊をやっつけ、打ち破ろうとし、新しい1冊1冊が、もう1週間前に出たものをつついて追い出そうと努める。・・・・・。
- ヨゼフ・チャペック「本の表紙はどのように作るか」
これらのことが私の統一性への好みを、ひとつひとつの本にはその独自の表現、特別で異なった魅力や形を与えるべきだという確信へと向けさせた。わが国の書店のウィンドウを見てみれば、そこでは1冊の本がもう1冊を飛び越えて声を上げ、1冊がもう1冊をやっつけ、打ち破ろうとし、新しい1冊1冊が、もう1週間前に出たものをつついて追い出そうと努める。・・・・・。
- ヨゼフ・チャペック「本の表紙はどのように作るか」
















JOSEF CAPEK A KNIHA / Jiri Kotalik, Vladimir Thiele
1959, Praha, 290 pages, 180 x 245 x 31
チェコスロバキアの画家、劇作家、芸術評論家、舞台芸術家などの肩書を持つヨゼフ・チャペック (Josef Capek)。
弟のカレル・チャペック (Karel Capek) と共に日本でも知っている人は知っている人物。
そのヨゼフ・チャペックのもうひとつの肩書が書籍の装丁・挿絵画家である。
本書は、チェコ文学者千野栄一が半生かけて収集したチャペックによる装丁本を元にして、日本で2003年に刊行された『チャペックの本棚』の下敷きとなった1冊である。日本版『チャペックの本棚』に収録されたチャペック本は119点。こちら『JOSEF CAPEK A KNIHA』は128点。1950年代チェコ本ならではの味わい深い印刷であることはいうまでもない。
本の状態:ジャケットに小さな破れ、擦れ、キズ、汚れあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2021-07-05 12:00
| デザイン

