2018年 10月 25日
"L'ART D'AUJOURD'HUI" FOUJITA / Editions Albert Morance |
画家藤田嗣治の没後50年の今年、ふたつの大きな展覧会が巡回中である。
ひとつは京都国立近代美術館で開催中の「没後50年藤田嗣治展」、そしてもうひとつは年始早々から巡回を始めた「没後50年藤田嗣治 本のしごと」。
本を売って身過ぎ世過ぎするものとして特に藤田の本のしごとは興味深い。
手元には資料本として『藤田嗣治と愛書都市パリ』『藤田嗣治 本のしごと(集英社新書)』『没後50年藤田嗣治 本のしごと』の3冊だけあって、何かの折にページを繰ってはお世話になっている。
"L'ART D'AUJOURD'HUI" FOUJITA / Editions Albert Morance
1927, Paris, 17 plates + Booklet, 224 x 264 (Plate size)
手元の資料本によると藤田嗣治のはじめての本の仕事は1919年。その年は同時にパリでの公式デビューの年にあたり、画廊での個展、サロン・ドートンヌでの入選が重なったそうだ。
藤田の絵の最初の作品集は1924年ジョルジュ・クレ (Editions G. Cres) から刊行された『FOUJITA』。
本書は、2作目となる藤田の絵の作品集である。出版人アルバート・モランス (Albert Morance) によって刊行された『FOUJITA』は、”今日の芸術 (L'ART D'AUJOURD'HUI)” シリーズの中の1巻。藤田のプロフィールと挿絵による小冊子と17枚の無綴じの図版(カラー図版1葉)を共通のフォルダーに収めたもの。
先のジョルジュ・クレ社『FOUJITA』と1928年にクロニック・ド・ジュール (Chroniques du Jour) から刊行された『FOUJITA』は、資料本に記載・収録されているのだが、本書についての言及は年譜も含めて全くない。藤田嗣治の隠れた(!?)戦前の作品集である。
本の状態:フォルダーに少しキズあり。小冊子、図版に程度の差はあれ、点状の茶シミあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
ひとつは京都国立近代美術館で開催中の「没後50年藤田嗣治展」、そしてもうひとつは年始早々から巡回を始めた「没後50年藤田嗣治 本のしごと」。
本を売って身過ぎ世過ぎするものとして特に藤田の本のしごとは興味深い。
手元には資料本として『藤田嗣治と愛書都市パリ』『藤田嗣治 本のしごと(集英社新書)』『没後50年藤田嗣治 本のしごと』の3冊だけあって、何かの折にページを繰ってはお世話になっている。
1927, Paris, 17 plates + Booklet, 224 x 264 (Plate size)
手元の資料本によると藤田嗣治のはじめての本の仕事は1919年。その年は同時にパリでの公式デビューの年にあたり、画廊での個展、サロン・ドートンヌでの入選が重なったそうだ。
藤田の絵の最初の作品集は1924年ジョルジュ・クレ (Editions G. Cres) から刊行された『FOUJITA』。
本書は、2作目となる藤田の絵の作品集である。出版人アルバート・モランス (Albert Morance) によって刊行された『FOUJITA』は、”今日の芸術 (L'ART D'AUJOURD'HUI)” シリーズの中の1巻。藤田のプロフィールと挿絵による小冊子と17枚の無綴じの図版(カラー図版1葉)を共通のフォルダーに収めたもの。
先のジョルジュ・クレ社『FOUJITA』と1928年にクロニック・ド・ジュール (Chroniques du Jour) から刊行された『FOUJITA』は、資料本に記載・収録されているのだが、本書についての言及は年譜も含めて全くない。藤田嗣治の隠れた(!?)戦前の作品集である。
本の状態:フォルダーに少しキズあり。小冊子、図版に程度の差はあれ、点状の茶シミあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2018-10-25 12:00
| アート