2018年 06月 11日
ARNOLD NEWMAN THE EARLY WORK / HOWARD GREENBERG GALLERY, COMMERCE GRAPHICS |















2008, Gottingen, 231 pages, 305 x 320 x 30
非常に特徴的なポートレイト作品で知られているアーノルド・ニューマン。
自らが「ポートレイトを撮るのではなく、イメージへと構築する」と語っているように、被写体にまつわるものごとが、ニューマン流の表現となる。その土台として重要であると考えられているのが初期の作品群。
本書は、ベレニス・アボット (Berenice Abbott) のアーカイヴスと、その後にアーノルド・ニューマン作品の取り扱い代表者となったコマース・グラフィックスとハワード・グリーンバーグ・ギャラリーの共著によるアーノルド・ニューマンの初期の作品集である。
ニューヨークに移りポートレイト撮影で名を成す前の1938年から1941年頃。アーノルド・ニューマンは、フィラデルフィア、ボルティモア、そしてフロリダのウエスト・パーム・ビーチで、ウォーカー・エヴァンスを含めた FSA プロジェクトの写真家たちに近い社会性を帯びた眼差しの作品を始め、オランダのデ・スティルやキュービズムの芸術家たちの影響ではないかと思わせる幾何学的、抽象的モダンな写真を残した。大判の版型に見開きページの片側だけに写真をゆったり配し、出版社シュタイデルならではのしっとりとした美しい印刷により再現された100点余りの作品。New York、Vanity Fair、Life、Look、Holiday、Harper's Bazaar、Esquire、Town and Country、Scientific American、New York Times など数多くの雑誌の仕事を手掛けつつも、アーティストとして敬意を払われている写真家アーノルド・ニューマンのグラフィック・アイに満ちた1冊である。
本の状態:経年変化程度。
価格:SOLD
オリジナル・プリント。Original Print.






1941年にウエスト・パーム・ビーチで撮影された1枚。
写された2つ穴の配管用か何かのカバー板をアーノルド・ニューマンは、いくつかの場所で他の物体と組み合わせたりして撮影を試みている。つまり、この1枚は、元々あったものではなく、アーノルド・ニューマンが自身のイメージに合わせて、穴のあいた板と金属製の格子、そして背景のブロック塀を用いて、幾何学的なコントラストを構築し撮影した作品なのである。
写真集『ARNOLD NEWMAN THE EARLY WORK』には、上のプリント作品をさらにトリミングしたものが収録されている。
プリント・サイズ:W245 H200
フレーム・サイズ:W420 H370 D30
プリント年:不明
プリントの裏側にスタンプ。サインはない。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2018-06-11 12:00
| プリント・ポスター

