2018年 03月 04日
THE DEERSLAYERS / Les Krims |
アメリカの銃社会の話は、現在とてもホットな話題だが、それと決して混同してはいけないが、遠すぎない話としてアメリカの狩猟について。
アメリカは言うまでもなく広大である。その分、自然も広く残っている。そこには野鳥を含めて多くの野生動物が生きている。アメリカに住んでいる人たちの中で、狩猟好きにとっては恰好のターゲットというわけである。猟銃を所持できる年齢は、大まかに言ってしまえば拳銃よりも低いようだ。狩猟ができることは大人のあかしなのである。アーネスト・ヘミングウェイも年若き息子に狩猟を指南した。写真家ロバート・キャパがその現場をおさえているから知っている。狩猟は文化というわけだ。その狩猟の中で、関心の高い獲物のひとつが鹿である。毎年解禁シーズンが訪れると、狩猟愛好家たちが仕事そっちのけで(?)こぞって猟に出掛ける。夜明け頃の山や丘に通じる道では少々誇張して表現すると交通渋滞になることもしばしば。一因として狩猟が衰退して鹿の個体数が増え続けて困惑している日本とは少し事情が異なるようである。













THE DEERSLAYERS / Les Krims
1972, Buffalo, 23 plates + leaflet, 138 x 153 x 15 (Box size)
" Staged photography " " Directorial mode " 。
作られ、演出された手法を用いて写真を撮影する写真家として知られるレス・クリムス (Les Krims) 。1960年代後半に撮影された奇妙なヌード作品を始めとして、レス・クリムスの作品は見るものを「・・・?」と、解釈を詰まらせる。
本書は、1970年代に同じ形体で4,000部づつ自費出版された3種類の作品集の中のひとつ『THE DEERSLAYERS』。
タイトルどおり鹿狩りをする人たちを撮影したものである。タイトルを『THE DEERHUNTERS』と当世風でないのは、1841年に刊行されたジェイムズ・フェニモア・クーパー (James Fenimore Cooper) の著作名からの引用によるもの。
ポラロイド・カメラの規格サイズを大きくしたようなサイズ感の23枚のプレートに、それらを収めるボックスの蓋に1枚、合計24点の作品を収録した、なんとも「・・・?」な形式の作品集である。これらの写真は、すべて3つの要素「車・狩猟愛好家・鹿」で構成されている。戦利品の鹿を車に積んで、やや得意げに写真におさまる狩猟愛好家たち。これらの作品は、演出や操作されたものとは思えないストレートな写真であり、ドキュメンタリー写真でもある。しかしなんだか妙だ。あいまいさ、両義性が漂うレス・クリムスの作品である。
本の状態:4,000部限定、エディション・ナンバー及びサイン入り。ボックスの所々にキズあり。各プレートは経年変化程度。
価格:¥19,800 (2020/4/14 UPDATED)
アメリカは言うまでもなく広大である。その分、自然も広く残っている。そこには野鳥を含めて多くの野生動物が生きている。アメリカに住んでいる人たちの中で、狩猟好きにとっては恰好のターゲットというわけである。猟銃を所持できる年齢は、大まかに言ってしまえば拳銃よりも低いようだ。狩猟ができることは大人のあかしなのである。アーネスト・ヘミングウェイも年若き息子に狩猟を指南した。写真家ロバート・キャパがその現場をおさえているから知っている。狩猟は文化というわけだ。その狩猟の中で、関心の高い獲物のひとつが鹿である。毎年解禁シーズンが訪れると、狩猟愛好家たちが仕事そっちのけで(?)こぞって猟に出掛ける。夜明け頃の山や丘に通じる道では少々誇張して表現すると交通渋滞になることもしばしば。一因として狩猟が衰退して鹿の個体数が増え続けて困惑している日本とは少し事情が異なるようである。













1972, Buffalo, 23 plates + leaflet, 138 x 153 x 15 (Box size)
" Staged photography " " Directorial mode " 。
作られ、演出された手法を用いて写真を撮影する写真家として知られるレス・クリムス (Les Krims) 。1960年代後半に撮影された奇妙なヌード作品を始めとして、レス・クリムスの作品は見るものを「・・・?」と、解釈を詰まらせる。
本書は、1970年代に同じ形体で4,000部づつ自費出版された3種類の作品集の中のひとつ『THE DEERSLAYERS』。
タイトルどおり鹿狩りをする人たちを撮影したものである。タイトルを『THE DEERHUNTERS』と当世風でないのは、1841年に刊行されたジェイムズ・フェニモア・クーパー (James Fenimore Cooper) の著作名からの引用によるもの。
ポラロイド・カメラの規格サイズを大きくしたようなサイズ感の23枚のプレートに、それらを収めるボックスの蓋に1枚、合計24点の作品を収録した、なんとも「・・・?」な形式の作品集である。これらの写真は、すべて3つの要素「車・狩猟愛好家・鹿」で構成されている。戦利品の鹿を車に積んで、やや得意げに写真におさまる狩猟愛好家たち。これらの作品は、演出や操作されたものとは思えないストレートな写真であり、ドキュメンタリー写真でもある。しかしなんだか妙だ。あいまいさ、両義性が漂うレス・クリムスの作品である。
本の状態:4,000部限定、エディション・ナンバー及びサイン入り。ボックスの所々にキズあり。各プレートは経年変化程度。
価格:¥19,800 (2020/4/14 UPDATED)
by booksandthings
| 2018-03-04 12:00
| 写真集 作家別作品集

