2016年 11月 19日
JACQUES VILLEGLE LA COMEDIE URBAINE / Centre Pompidou |


1949年以降パリの街の壁に首ったけの一人の男。彼のお目当ては壁に貼られたポスター類である。琴線に触れるブツがあれば、ご覧のとおり人目も憚らずに(?)大胆に盗む。盗んでいる行為自体がもはやパフォーマンスの如く見える。それらの街の壁から集めた破れたポスター類を、千切っては貼り、千切っては貼って、出来上がったコラージュは、キュビズムの絵画のごとく美的感覚にあふれている。美術学校で建築を学んだこのフランス人。フランスでは「Affichiste」と形容されているようだ。














JACQUES VILLEGLE LA COMEDIE URBAINE / Centre Pompidou
2008, Paris, 333 pages, 220 x 280 x 28
今日、コラージュ作家として最も重要な一人とされるフランス人アーティスト Jacques Villegle 。
本書は、パリのポンピドゥーセンターで開催された『ジャック・ヴィレーグル 都会のコメディ』展を機に刊行された大著。
街の壁から採集したポスターや紙片を用い、キュビズム~ポップ・アート~コンバイン・ペインティング~グラフティなどのカテゴリーに収まり切れない自由で完成度の高い美しいコラージュ(Decollage) の数々を生み出したジャック・ヴィレーグル。コラージュ作品をはじめ、オリジナルのアルファベットの文字を書き連ねた一篇の作品やパリの街に出没するジャック・ヴィレーグルの写真などを収録したポンピドゥーセンターならではの充実した内容の図録である。テキストはフランス語。
本の状態:経年変化程度。ジャック・ヴィレーグルのサイン入り。フラップ付きソフトカバー。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2016-11-19 12:00
| アート

