2020年 02月 14日
PICASSO / Robert Doisneau (Photos) |

ジャケットの下には、ブルーとホワイトのストライプのニット・シャツ。
日本では通称「バスクシャツ」と呼ばれているもの。
19世紀中ごろにはフランスの船乗りたちはこのストライプ柄のシャツと共に甲板に立っていた。
20世紀に入り、ココ・シャネルはノルマンディーの港町ドーヴィルの船乗りが着用していたこのようなストライプ柄のニット・シャツをコレクションに加え、ファッションとしてのマリーン・シャツの嚆矢となった。その後、ジーン・セバーグ、ブリジッド・バルドー、フランソワーズ・サガン、ジャンヌ・モロー、シモーヌ・シニョレら多くの著名人がマリン・シャツを愛用し、それらの姿は数多くの写真に残されている。








PICASSO / Robert Doisneau (Photos)
1952, Mulhouse, 56 pages, 195 x 260 x 8
写真家ロベール・ドアノー (Robert Doisneau) が撮影したポートレイトによって、マリン・シャツ姿がアイコンのひとつとなったパブロ・ピカソ。
本書は芸術と文学のレビュー誌として刊行された『LE POINT』の中のピカソをテーマとした1冊である。画商カーンワイラーや詩人トリスタン・ツァラ、クロード・ロイ、ピエール・ルヴェルディらがテキストを寄稿し、ロベール・ドアノーが1952年9月に南フランスの陶器の町ヴァロリスを訪れ、そこで陶器作品を制作中のピカソ夫妻を撮影したポートレイトを交えて構成した魅力的な小冊子。
おそらく撮影は1日で済ませたのだろう。アトリエ、昼食風景、町への散歩などマリン・シャツ姿のピカソを追った写真を収録。それら写真の中では、ヴァロリスでは「ピカソ」と呼ばれている手の形をしたロールパンと一緒にポースをとったピカソのポートレイト、そして二人の関係性をイメージさせるような構図のピカソと当時の愛人だったフランソワーズ・ジローとのツーショットがつとに有名だろう。フランソワーズ・ジローは「自身の写真映りがいい」と、この写真を気に入っていたそうだ。
本の状態:フランス装幀(ペーパーボードにフラップ付きジャケット)。カバーに擦れ、少シワあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD

ピカソ邸を訪ねたドアノーの最初のショットは、テーブルの上にあった手の形をしたパンをピカソの両側に置いてポースをとってもらったこの1枚。指が4本しかないのはパン屋のアイデア。そして4本しか指がないのでパンの名前は「ピカソ」と名付けられた。
ロベール・ドアノーのオリジナル・プリント。
Original print by Robert Doisneau.



フレームのサイズ:W395 H495
イメージのサイズ:W205 H260
ロベール・ドアノーのサイン入り。プリント年は不明。
価格:SOLD

by booksandthings
| 2020-02-14 12:00
| プリント・ポスター

