2016年 03月 23日
THE STONEWARES OF YIXING FROM THE MING PERIOD TO THE PRESENT DAY / K.S. Lo |

中国茶を飲むための雑器。
朱泥の茶壷は随分前に江ノ電沿線の寺のガラクタ市で購入した。使い込んだような古色を帯びているがどうだが怪しい。が、気にする値段ではもちろんない。なんだか靴墨のにおいがしないでもない。
「玩物喪志」という言葉がある。中国の人たちにとって茶壷はその対象のひとつであろう。

















THE STONEWARES OF YIXING FROM THE MING PERIOD TO THE PRESENT DAY / K.S. Lo
1986, London/Hong Kong, 287 pages, 205 x 280 x 29
中国の宜興市 (Yixing) は中国有数の陶磁器の街で知られる。中でも茶壷の生産を専門とする街である。本書は香港の茶具文物館 (The Flagstaff Museum of Teaware) のオーナーだった K.S. Lo による明時代以降に宜興市 (Yixing) で制作された茶壷の名品を紹介した1冊である。供春、時鵬、時大彬、惠孟臣、陳鳴遠ら明時代の陶芸家による茶壷から無名の茶壷を、カラー図版は多くはないが、細部の図版も交えて掲載している。版元は競売会社サザビーズと香港大学。真作の数々で目を養う。
本の状態:ジャケットに少し擦れによる汚れあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
手元にあるサザビーズのオークションカタログを見てみると、この時のオークションでは以下の3点の茶壷が高価格で落札された模様。1点およそ400万円。



A PRIVATE COLLECTION OF YIXING TEAPOTS FROM THE CHEN YANG FOUNDATION / Sotheby's
1997, Taipei, 49 pages, 210 x 270 x 4
1997年10月に台湾で開催されたサザビーズによる宜興古壺競売カタログ。
本の状態:ソフトカバー。経変変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2016-03-23 12:00
| 陶芸・テキスタイル

