2020年 09月 21日
ELEANOR / Harry Callahan |

アメリカ・デトロイト生まれの写真家ハリー・キャラハン (Harry Callahan) は学校の友人がお膳立てしたブラインド・デートで一人の女性と出会い、2年後に結婚した。キャラハンはデトロイトの自動車会社クライスラーで働きながら、写真に目覚める。その頃から妻は彼の重要な被写体となる。娘が生まれてからは時々娘も一緒に被写体となった。1940年代から50年代にかけて撮影されたポートレイトの数々は一般的な女性美を表現したステレオタイプな写真ではなく、キャラハンの溢れ出るインスピレーションを元に創り出された神秘的で美しく、愛の力を感じさせるものである。
夫キャラハンの眼差しを静かにそして虚心に受け止めたその妻の名は「エレノア」。















ELEANOR / Harry Callahan
1984, NY, 64 pages, 205 x 255 x 5
独学で写真を始め、Detroit Photo Guild に参加し、写真家アンセル・アダムスの講義に通ったハリー・キャラハン。その後、アルフレッド・スティーグリッツ、モホイ=ナジ、画家ヒューゴ・ウェーバーらと親交を深め、様々な写真表現を自分なりに消化吸収し、独自の写真表現を追求した。
本書は1984年1月から1986年2月まで全米6か所で開催された展覧会を機に刊行されたハリー・キャラハンの3つの大きな主題のひとつ(他の2つの主題は都市と自然)、妻エレノアの作品をまとめた図録。用意された冊数は170,000部、8 x 10 View Camera で撮影された多彩なテクニックを用いた47点の作品を収録。一見したところペーパーバックの平凡な小冊子のような印象を与えるが、デザイン、タイポグラフィ、タイプセッティング、紙、印刷、製本などの奥付の情報がきちんと明記されているように、手に取ってみるとページレイアウトにこだわりを感じさせる仕上がりとなっている。
本の状態:ソフトカバー。カバーの縁部分にわずかなキズ、シワあり。小口に僅かな茶シミ。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2020-09-21 12:00
| 写真集 作家別作品集

