2016年 01月 04日
FIESTA IN PAMPLONA / Inge Morath (Photos), Dominique Aubier (Text) |

アフィシオナード(闘牛好き)として知られるアーネスト・ヘミングウェイがスペインのパンプローナを初めて訪れたのは1923年。それから24年、25年、26年、27年、28年、29年、31年、53年、56年、59年と、1961年にアメリカのアイダホで自ら命を絶つまで11回も同地に足を運んだ。
1926年に発表した『THE SUN ALSO RISES(日はまた昇る)』によって、牛追い祭りとして知られるサン・フェルミン祭を一躍世界に知らしめ、同時にパンプローナの街のカフェ・イルーニア、ホテル・ラ・ペルラ、ホテル・クインターナなどの名所も街を訪れる観光客にはヘミングウェイとセットでなくてはならない場所として印象付けた。
さてもう一人のアフィシオナード(パンプローナ好き)のアメリカ人女性写真家インゲ・モラス (Inge Morath) は1950年代初めにパンプローナの街を訪れ、サン・フェルミン祭の様子を撮影し、1955年に1冊の写真集『GUERRE A LA TRISTESSE』として上梓した。その後、マリリン・モンローと別れた劇作家アーサー・ミラーと結婚し、晩年には二人で一緒にパンプローナの街を再訪している。首にはお決まりの赤いスカーフを巻いて。




















FIESTA IN PAMPLONA / Inge Morath (Photos), Dominique Aubier (Text)
1956, NY, 146 pages, 230 x 285 x 20
本書は、1955年にパリの出版社 Robert Delpire から刊行されたフランス語版『GUERRE A LA TRISTESSE』の翌年にニューヨークの出版社から刊行された英語版。
収録された写真の15枚程度は他の写真家によるものだが、ほとんどの写真をインゲ・モラスが撮影している。テキストは、またまたアフィシオナード(スペインの祭好き)であるフランスの作家ドミニク・オビエ (Dominique Aubier) が担当。
その内容は、毎年7月に開催されるサン・フェルミン祭直前の街の様子から始まり、サン・フェルミンの行進、エンシェロ(牛追い)、そして最後に闘牛と続く。
『日はまた昇る』にあるニンニクの首飾り、「牛放し」、女性向きではないピカドールの乗った馬への闘牛の突進の写真はないが、闘牛場へ疾駆する牛や人々の熱狂などは余すところなく伝えている。本体のカバー画はピカソ。すべてのアフィシオナードたちへ。
本の状態:ページの余白部分に少し変色あり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2016-01-04 12:00
| 写真集

