2015年 07月 31日
JOSEF BREITENBACH MUNICH, PARIS, NEW YORK / Stephen Daiter Gallery |

1942年、4機の戦闘機がアメリカ・ニュージャージー州の海岸付近を飛行している。その戦闘機を見つめているかのように岸部に立つ植物の枝でできた奇妙な人物。このシュールな写真作品『OMEN』の作者はユダヤ系ドイツ生まれの Josef Breitenbach 。ワイン商の家庭に生まれ、ミュンヘンに写真館を開業、ヒトラーが政権を握るとパリへ移住、そしてヴィシー政権下に再び次はアメリカへ移住した写真家である。アメリカでは雑誌『Fortune』などの仕事や同じくドイツ出身者ヨゼフ・アルバースの招きでブラック・マウンテン・カレッジで教鞭をとるなどして身過ぎ世過ぎし、1950年~60年代はアジアの国々のルポタージュに時間を割き、その写真はエドワード・スタイケン監修のニューヨーク近代美術館での写真展『Family of Man』においても評判を得ている。











JOSEF BREITENBACH MUNICH, PARIS, NEW YORK / Stephen Daiter Gallery
2003, Chicago, 32 pages, 218 x 263 x 4
ピクトリアリズム、シュルレアリスム、モダニズム、ジャーナリズム的表現。加えてフォトモンタージュ、フォトグラム、ソラリゼーション、手彩色など様々な写真手法を用いて制作を試みた写真家 Josef Breitenbach 。本書はシカゴの Stephen Daiter Gallery での展覧会を機に刊行された小冊子である。ミュンヘン、パリ、ニューヨークで撮影した1948年までのクリエイティブな作風の写真を中心に25点で構成されたもの。
本の状態:フラップ付きソフトカバー。カバーに擦れあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2015-07-31 12:00
| 写真

