2021年 08月 11日
A WINDSOR HANDBOOK / Wallace Nutting |

インテリア・デザイナー剣持勇は、朝日新聞1965年7月9日付朝刊用に書いた『イスの文明論』でイスをいくつかの型に分けて解説している。
「権威型」、「機能型」、「オブジェ・鑑賞型」、「生活・実用・経済型」、一番よろしくないと言明している「商品型」などなど。それらの中には「快楽型」というのもある。「快楽型」に反するのが「苦行型」。座面を布で覆わない木製の椅子ウインザー・チェアはどちらかといえば苦行型にカテゴライズされている。












1917, Framingham, 192 pages, 135 x 180 x 20
ウインザー・チェアのコレクターであり、その道の権威でもあるウォレス・ナッティング (Wallace Nutting) によるウィンザー・チェアについての解説本。ハンドブックと名付けられた小ぶりの本書には1725年から1825年頃に製作された様々なスタイルのウィンザー・チェアが数多く収録されている。各写真図版にウインザー・チェアの型名、長所、製作年、希少性、そして所有者が記され、加えて包括的なウィンザー・チェアについての文章が加えられている。ウォレス・ナッティングによるとウインザー・チェアの魅力は「軽い」「ローコスト」「美しい」そしてクッションの仕様に言及しつつ「快適」という点にある。この本は、出版年から考慮すると、かなり初期のウィンザー・チェアに関するまとまった文献といえるだろう。
本の状態:ジャケットの大きな欠け、シワ、破れ、擦れ、汚れあり。本体の前見返しに前所有者の蔵書票(英語)、記名、後ろ見返しに8行のメモ書き(英語)あり。内部ページに数か所シミあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2021-08-11 12:00
| インテリア・ファニチャー

