2020年 01月 11日
ERNST HAAS IN BLACK AND WHITE / Jim Hughes and Alexander Haas |
「・・・。写真家には雑誌のために写真を撮る人と、自分の興味あるものを撮影し、そこから何事かを得る人の2種類があり、わたしは後者に属します。わたしには手軽に有名になるという、中途半端な成功が望ましいものとは思えないのです。わたしにとって大切なのは、ひとりの人間の生涯を賭けた仕事に対する評価であり、人生の意味、この地球や宇宙とのつながりを知り、他人の誤りを理解し、功績を心から敬うことのできるほんとうに人間らしい人間になることです。これまでのところ、自分の信念に忠実であろうとして、安易な道を選ばず、冒険した時のほうが良い気分を味わえました。わたしにはそうするだけの若さがあるし、目標を達成するためのやる気と希望に事欠きません。いつか世間に認められるときには、まずわたしの考えが評価され、次にものを見る目のあることに注目してもらえるようでありたい。わたしは自惚れているわけではないので、雑誌のために働くというしつけ ー 注文主の要求と自分の必要とするものの折り合いをつけながら撮影すること ー が必要ないとは言いません。でもアイデアがあるのは雑誌だけではなく、わたしにもアイデアはあるのです。それに、自分で定めた目標から逸れないために、良い機会を諦めることだって、しつけではないでしょうか。わたしにとっては、自分の信念のために冒険するほうが、もっと楽しい道を選ぶよりも、気分がいいのです。そうするだけの若さがわたしにはあるし、最後までやり抜く気力も充分です。地にしっかりと足がついていないと思われるかもしれませんね。わたしは自由のままでいたい、自分の考えを実現するために自由でいたい、わたしが自分に課すような仕事をくれる編集者が何人もいるとは思えません。・・・・」
1947年にソ連に抑留されていたオーストリア人捕虜の帰郷列車がウィーン中央駅に到着時し、そこで行方不明の夫や息子を一縷の望みを胸に出迎える女性や子供たちの様子を撮影した感動的な写真を撮影した作品によってアメリカのライフ誌から専属(社員)として迎えようとの誘いを受けたウィーン生まれの写真家エルンスト・ハース (Ernst Haas) がライフ誌へ送った断わりの手紙の一部分である。
ライフからの誘いを断り、フォト・エージェント “マグナム” に所属し、マグナムの経理システムのせいでいつもスカンピンだった若きエルンスト・ハース。ライフへの手紙に書いたとおりの自分自身の直観に従い、自分の眼に映るままの世界を伝えるべく1950年代初め頃にカラー・フィルムでの撮影に惹き込まれ、ハースが撮影したニューヨークのカラー写真は1953年のライフ誌に2号連続で大々的に掲載され、カラー写真の芸術性を高めたと言われた。











ERNST HAAS IN BLACK AND WHITE / Jim Hughes and Alexander Haas
1992, Boston, 143 pages, 255 pages, 18
カラー写真の技術と革新に貢献し、1971年に刊行された最初の写真集『THE CREATION』の世界的な大ヒットで知られるエルンスト・ハース (Ernst Haas)。
本書は1986年にこの世を去ったエルンスト・ハースのモノクロ作品を紹介すべく、息子と友人によって編集された写真集である。ハースの名を一躍世に広めたウィーンで捕虜の帰郷列車を出迎える女性たちを撮った1947年の作品をはじめ、世界各地で撮影された1960代までの作品114点が収録されている。カラー作品だけでなく、モノクロ作品からもハースの新たなヴィジョンに向かう様子が窺い知れる。
本の状態:ジャケットに破れ、折れ目、キズあり。本体は経年変化程度。
価格:SOLD
1947年にソ連に抑留されていたオーストリア人捕虜の帰郷列車がウィーン中央駅に到着時し、そこで行方不明の夫や息子を一縷の望みを胸に出迎える女性や子供たちの様子を撮影した感動的な写真を撮影した作品によってアメリカのライフ誌から専属(社員)として迎えようとの誘いを受けたウィーン生まれの写真家エルンスト・ハース (Ernst Haas) がライフ誌へ送った断わりの手紙の一部分である。
ライフからの誘いを断り、フォト・エージェント “マグナム” に所属し、マグナムの経理システムのせいでいつもスカンピンだった若きエルンスト・ハース。ライフへの手紙に書いたとおりの自分自身の直観に従い、自分の眼に映るままの世界を伝えるべく1950年代初め頃にカラー・フィルムでの撮影に惹き込まれ、ハースが撮影したニューヨークのカラー写真は1953年のライフ誌に2号連続で大々的に掲載され、カラー写真の芸術性を高めたと言われた。











ERNST HAAS IN BLACK AND WHITE / Jim Hughes and Alexander Haas
1992, Boston, 143 pages, 255 pages, 18
カラー写真の技術と革新に貢献し、1971年に刊行された最初の写真集『THE CREATION』の世界的な大ヒットで知られるエルンスト・ハース (Ernst Haas)。
本書は1986年にこの世を去ったエルンスト・ハースのモノクロ作品を紹介すべく、息子と友人によって編集された写真集である。ハースの名を一躍世に広めたウィーンで捕虜の帰郷列車を出迎える女性たちを撮った1947年の作品をはじめ、世界各地で撮影された1960代までの作品114点が収録されている。カラー作品だけでなく、モノクロ作品からもハースの新たなヴィジョンに向かう様子が窺い知れる。
本の状態:ジャケットに破れ、折れ目、キズあり。本体は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2020-01-11 12:00
| 写真

