2014年 08月 27日
CALDER AT HOME / Pedro E. Guerrero |

コネチカット州ロックスベリーにある彫刻家アレクサンダー・カルダー邸のキッチンの一部。妻のルイーザが日々のパンをこの古いストーヴで焼いていた。足元には模様の描かれたゴミ箱、壁には何やら針金などを曲げて作ったキッチン用具。真新しく、機能的な最新の道具は見当たらず、数多くがカルダーによる手作り。例えばルイーザがサービス用の特別なスプーンが必要と言えば、カルダーは工房でアルミかシルバーを素材に素早く作ってしまう。そんなわけで1963年に雑誌『ハウス&ガーデン』の“A Man's Influence in the Kitchen” 特集でカルダー邸を初めて撮影取材に訪れた写真家 Pedro E. Guerreroであったが、特集の趣旨とカルダー邸のキッチンの様子がそぐわず、広告主や読者の期待に添えないであろうということで誌面での掲載はお蔵入り。しかしこの出会いによって後に時のハウス&ガーデン誌の広告主、読者以外の期待におおいに添える本が生まれた。


















CALDER AT HOME / Pedro E. Guerrero
1998, NY, 159 pages, 261 x 261 x 20
カルダー邸を訪れてからすっかり魅了されてしまったPedro E. Guerrero 。カルダーが世を去るまでの約13年間にカルダーと多くの時間を共にし、妻のルイーザ、家族、そしてロックスベリーとフランス・サシェの家、アトリエの様子を撮影した。
本書は作品同様にイマジネーション溢れ、遊び心いっぱいのカルダー邸と暮らしを紹介した1冊である。赤・青・黄の3原色に白と黒を加えた色でデザインされたレイアウトも楽しい。
本の状態:本体カバーに1箇所当たりあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2014-08-27 12:00
| インテリア・ファニチャー

