2014年 08月 11日
造船所の印象 AT THE SHIPYARD / 木村伊兵衛 Ihei Kimura |














1958, 東京, 40 pages (Photos) + 7 pages (Text), 183 x 250 x 9
写真家として様々な対象を撮影した木村伊兵衛のやや異色とも言える作品集。
それは55歳の時に約1か月かけて三菱造船株式会社の長崎造船所での重工業の場面や人々を撮影したものである。同社が創業百年史を編纂することになり、その巻頭を飾るために依頼されたことが事の始まり。第二次世界単線中に、対外宣伝誌「フロント」などのために重工業の工場などを撮影したことのある木村伊兵衛だが、じっくり腰を据えての撮影はこれがはじめて。戦争中からは時代が進み、造船所の様子も随分変わったようであり、「造船所」全体をまとめようといった大それた考えはなく、タイトルが示すように「造船所の印象」ぐらいの気持ちで、カメラが工員たちの表情にひきずられたかたちであったそうだ。
本書の序文は伊奈信男、装幀が原弘、そして写真を木村伊兵衛。言わずと知れた日本工房の元メンバーであり、木村伊兵衛の畏友たち。
本の状態:フランス装幀。カバー背部分の上部と下部が破損、角部分に少しキズあり。本体見返しに少しシミあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2014-08-11 12:00
| 写真集

