2014年 07月 10日
THE DARKNESS AND THE LIGHT PHOTOGRAPHS BY DORIS ULMANN / Robert Coles (Essay) |
1918年から亡くなる1934年までの長いとは言えない16年間の写真家としての人生においてドリス・ウルマン (Doris Ulmann) は滋味深い作品を2作残している。ひとつは2011年12月8日のブログで紹介したアメリカ・アパラチア地域の山間部で生活する人々を撮影した 『HANDCRAFTS OF THE SOUTHERN HIGHLANDS』 、そしてもうひとつがサウスカロライナのガラで生活する黒人を撮影した 『ROLL, JORDAN, ROLL』 。そのどちらも共著であり、写真をドリス・ウルマンが担当している。生粋のニューヨーカーである彼女の真の興味の対象が街から離れたアメリカの地方へ向かったことによって我々への贈物となった作品である。
THE DARKNESS AND THE LIGHT PHOTOGRAPHS BY DORIS ULMANN / Robert Coles (Essay)
1974, NY, 111 pages, 235 x 272 x 17
1933年に刊行された 『ROLL, JOEDAN, ROLL』 から40年以上の時を経て刊行されたドリス・ウルマン (Doris Ulmann) の同テーマの写真集。後半部にピュリツァー賞作家ロバート・コールズ (Robert Coles) のエッセイを収録しているが、写真集を専門とする出版社アパチャーらしく写真作品を中心部にレイアウトし、フォトエッセイではなく写真集として位置付けられたものとなっている。嘗ては奴隷だった人々の歴史的に価値あるドキュメンタリー写真であることに加えて、ソフトフォーカスで写し出された古風で静寂、神聖な佇まいが人間の生活の中に存在するであろう美を引き出しているかのようである。
本の状態:ジャケットに汚れ、縁部分にシワあり。後側見返しに少し点状のシミあり。ページの下角部分に当たりによるシワあり。その他は経年変化程度。
価格:¥5,000+消費税 (2019/12/16 UPDATED)
THE DARKNESS AND THE LIGHT PHOTOGRAPHS BY DORIS ULMANN / Robert Coles (Essay)
1974, NY, 111 pages, 235 x 272 x 17
1933年に刊行された 『ROLL, JOEDAN, ROLL』 から40年以上の時を経て刊行されたドリス・ウルマン (Doris Ulmann) の同テーマの写真集。後半部にピュリツァー賞作家ロバート・コールズ (Robert Coles) のエッセイを収録しているが、写真集を専門とする出版社アパチャーらしく写真作品を中心部にレイアウトし、フォトエッセイではなく写真集として位置付けられたものとなっている。嘗ては奴隷だった人々の歴史的に価値あるドキュメンタリー写真であることに加えて、ソフトフォーカスで写し出された古風で静寂、神聖な佇まいが人間の生活の中に存在するであろう美を引き出しているかのようである。
本の状態:ジャケットに汚れ、縁部分にシワあり。後側見返しに少し点状のシミあり。ページの下角部分に当たりによるシワあり。その他は経年変化程度。
価格:¥5,000+消費税 (2019/12/16 UPDATED)
by booksandthings
| 2014-07-10 12:00
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