2014年 07月 04日
FRANTISEK DRTIKOL / Anna Farova |
明治生まれの写真家淵上白陽の1926年の作品 『円と人体の構成』 。アールデコ、ダダイズム、未来派、ロシア構成主義を取り入れた驚くべき前衛的な写真である。
FRANTISEK DRTIKOL / Anna Farova
1986, Munchen, 77 pages (Text) + 99 plates, 233 x 277 x 28
淵上白陽とほぼ同時代にチェコで活躍した写真家 Frantisek Drtikol の作品集。分離派、ピクトリアリズム象徴主義的作風からアヴァンギャルドへ向かう1903年~1934年までの作品を収録。当時、いくつかのインターナショナル・マガジンに作品が紹介されたものの、その後 Anna Farova による本書が刊行されるまで再発見されることのなかったフランチシェク・ドルチコル。淵上白陽とドルチコル、東西の写真家の共通意識も興味深い。
本の状態: ジャケットに1箇所キズあり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格: SOLD
by booksandthings
| 2014-07-04 12:00
| 写真集