2014年 06月 10日
EXILS / JOSEF KOUDELKA |

アメリカのギャラリーで壁に掛けられたヨーゼフ・クーデルカのジプシーを撮影したオリジナル・プリントが心を捉えた。クーデルカの写真集にも必ず収録されている印象的な1枚。その脇にはアンリ・カルチェ=ブレッソンの有名な作品 “サン・ラザール駅” 。当時、カルチェ=ブレッソンは存命中であったし、晩年でもあり、より流通しやすいようにプリントにいそいそとサインを入れていたのかもしれない。クーデルカのプリントはカルチェ=ブレッソンの “サン・ラザール駅” よりも500ドルほど高かったと記憶する。そのギャラリーのオーナーは、「クーデルカは旅ばかりしているからプリントにサインを入れる暇がほとんどないんですよ」、とセールス・トークともとれる意味合いのことを言ったがその通りなのだろう。















EXILS / JOSEF KOUDELKA
1997, Paris, 65 plates, 305 x 273 x 17
ソ連軍がプラハへ侵攻した1968年の様子をカメラに収め、“匿名のチェコの写真家” として西側諸国の雑誌に写真が紹介され、一躍その世界で名を成したヨーゼフ・クーデルカ。自分で納得のゆく写真を撮る以外のことは一切頭になく、金と物欲とも無縁、写真家は旅先でこそ最良の写真が撮れると信じて、夏の間は旅を続け、冬になるとどこかの暗室に籠って労働の果実を収穫し、夜には床に寝袋を広げて眠る生活を今も続けていると言われている写真家の中の写真家。本書はそんな “Exils (Exile)” という言葉にピッタリなヨーゼフ・クーデルカの傑作写真集。チェコスロバキア、イギリス、スペイン、アイルランド、イタリア、フランス、スイス、トルコ、ギリシャ、アルバニア、ユーゴスラビア、セルビア、ルーマニア、スコットランド、ポルトガル、ドイツ、ウェールズで1968年から1994年までに撮影された写真の中から65枚を選び、見開きページの右側に写真をレイアウトした1冊。初版は1988年に刊行されているが、本書は1997年に再版されたものである。
本の状態: 経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
献呈署名入りソフトカバー版。Signed paperback edition.



EXILS / Josef Koudelka
1988 (Second edition), Paris, 61 plate, 280 x 260 x 13, Signed by Josef Koudelka
1988年3月16日から5月30日までパリの Palais de Tokyo で開催されたヨーゼフ・クーデルカ展を機に刊行された『EXILS』のオリジナル版。
本の状態:ソフトカバー。写真家の献呈署名入り。カバーに少しヤケ、縁部分にシワあり。内部ページの角部分に少し当たりによるシワあり。その他は経年変化程度。
価格:¥49,500 (2026年1月9日更新)
by booksandthings
| 2014-06-10 12:00
| 再入荷・更新

