2023年 03月 01日
THE PENCIL OF NATURE / William Henry Fox Talbot |

世界最初の印刷された聖書として知られるグーテンベルク聖書。15世紀のドイツで金細工職人のヨハネス・グーテンベルクが活版印刷の技術の実用に成功し、その当時180部を印刷した。今日、残された部数は48部。
時代は移ろい19世紀末。イギリス人ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット (William Henry Fox Talbot) はネガ・ポジ式の写真術カロタイプを発明し、写真を挿絵に使った出版物 『THE PENCIL OF NATURE (自然の鉛筆)』 の制作に取り組み、1844年から46年にかけて6冊分のかたちで出版した。公刊された写真集としては世界初であった。こちらは今日残された部数は24部といわれている。










THE PENCIL OF NATURE / William Henry Fox Talbot
1969, NY, 24 plates, 256 x 318 x 28
残されたわずかな部数を元に出来る限り忠実に再現され、1969年にファクシミリ版としてニューヨークの出版社から刊行されたタルボットの 『自然の鉛筆』 。
オックスフォードのクイーンズ・パレスの建物、パリの街路、磁器やガラス、書籍の棚、植物の葉、レースなど24枚すべての写真の複製とタルボットのオリジナル・テキスト、加えてニューヨーク近代美術館の写真部門の初代キュレーターで、写真史の名著『THE HISTORY OF PHOTOGRAPHY』を上梓し、本書の刊行時にはジョージ・イーストマン・ハウスのディレクターだったボーモント・ニューホール (Beaumont Newhall) の紹介文で構成されている。
「この本の写真原版にあるのは光の働きだけでできた画像です。画家の筆はぜんぜん加えられていません。これこそまさしく太陽の描いた絵というべきもので、一部の人々が想像されるような他の作品を真似た彫刻版ではないのです」。 - W.H.F. Talbot
本の状態:ジャケットに多少の擦れあり。見返しに擦れ。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2023-03-01 12:00
| 写真

