2021年 10月 26日
LE ROYAUME D'ARGOT / Robert Giraud (Text), Robert Doisneau (Photos) |

仕事机のすぐそばの棚にあり続けている本だが、座右にある書であることには違いない英語のスラング辞典。ある社会や階層で使われ、時には品位のないとされる言葉や隠語など正統的な言葉の辞典に載ることの稀な言葉が詰まった興味深い辞典である。この手の俗語辞典は日本語についても数多く刊行されてきた。辞典ではないが池田弥三郎の 『言葉のフォークロア』 も興味深い。そこではどのようにして元来品位のない言葉が今日ごく一般的に誰もが口にする言葉になっていったのかについても説明がなされていて面白い。














1965, Paris, 347 pages, 229 x 280 x 30
パリのストリート詩人ロベール・ジロー (Robert Giraud) が著わしたフランス俗語の世界『LE ROYAUME D'ARGOT(スラング王国)』。
数あるフランス俗語に関する本のなかでこの本が突出して魅力的な理由は、ロベール・ジローによる俗語概説、数々の挿絵、そして永く交友関係にあった下町のストリート写真家ロベール・ドアノー (Robert Doisneau) の写真50点余りが収録されていることにある。ドアノーにとってジローは夜のパリ探索、またパリの下層世界への導き手だった。1955年には共著『LE VIN DES RUES(街路の酒)』を上梓している。
by booksandthings
| 2021-10-26 12:00
| 趣味・実用


