2014年 01月 19日
FACILE / Magdi Senadji |

『FACILE』 というタイトルでまず思い浮かぶ写真集といえば、詩人 Paul Eluard による妻 Nusch への愛の詩と Nusch のヌード、そしてヌードを撮影した写真家 Man Ray の3者によるわずか28ページの1935年に刊行された著書だろう。
その1930年代におけるフランスのアイコン的な写真集と同じタイトルを付けた写真集がここにも1冊ある。








FACILE / Magdi Senadji
1990, Paris, 84 pages, 247 x 308 x 13
ル・コルビュジェのカップ・マルタンの休暇小屋、プラハの街並み、そして枕頭の書としていたギュスターヴ・フローベールの『ボヴァリー夫人』 をテーマとした作品で知られる Magdi Senadji の写真集である。目に見えているもの、見えないもの、あるいは予知できないものがちらちらするような不思議なイメージのモノクロ写真が続く。タイトルの「FACILE」とは英語の「EASY」に相当するフランス語であるが、写真集の冒頭にも関連付けるかのように「ALL OR NOTHING」の文字が記されている。
ところでマン・レイは『FACILE』 を刊行した後の1935年に再び意味ありげなタイトル 『LA PHOTOGRAPHIE N'EST PAS L'ART』 をアンドレ・ブルトンの序文で刊行している。
本の状態: ジャケットにほんの少し擦れによる汚れあり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2014-01-19 12:00
| 写真集 作家別作品集

