2013年 12月 04日
WILHELM WAGENFELD 1900-1990 / Beate Manske |


上の写真は1923年ヴァイマール・バウハウスの金属工房の様子。ヴァルター・グロピウスが着任した頃の金属工房は、アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデ時代の金属工房が解体されており、工房は存在していないに等しい状況であり、設備を再び購入し、まずはヨハネス・イッテンの監督下に置かれた。その後、イッテンが学校を去った後、ラスロ・モホリ=ナギが担当し、内部での抵抗はあったものの工業との連携が試みられた。
下の写真にはネクタイ姿のモホリ=ナギ、工匠親方の女性クリスチャン・デル、オットー・リットヴェーガーらの姿が見える。そしてパイプを加え中央に坐しているのはヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルト。


















WILHELM WAGENFELD 1900-1990 / Beate Manske
2000, Ostfildern-Ruit, 222 pages, 220 x 286 x 25
1923年から1925年までバウハウスに在学し、モホリ=ナギの予備課程、金属工房で学んだヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトの作品集。2000年5月31日から10月31日までドイツ・ブレーメンにある Wilhelm Wagenfeld Haus で開催された生誕百年を記念する展覧会を機に刊行された。
256点もの図版を収録し、簡素で機能的であると同時に美しい家事用品をデザインし、そのデザインが褪せることなく今日でも製品として作り継がれているヴァーゲンフェルトについての良書である。
本の状態: ジャケットに多少の擦れによる汚れ、下部の角に1箇所薄いシミあり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格: SOLD
by booksandthings
| 2013-12-04 12:00
| デザイン