2013年 10月 10日
CERNA BEDYNKA SONGY BALADY A ROMANY / Ludvik Askenazy |


「泣き声」、「こんにちは」、「質問」、「あなたは誰」、「太陽」、「仕事」、「小道」、「花」、「死」などのタイトルが付けられたユダヤ人作家 Ludvik Askenazy の文章と、人の誕生から人生の様々な側面をカメラで捉えた写真で構成された1冊。本の扉と後ろの見返しには、手と足のクローズアップ写真がレイアウトされている。写真の内容は、誕生、遊び、労働、結婚、家族、戦争、死など人の営みをテーマとし、1955年にエドワード・スタイケンがニューヨーク近代美術館で開催した写真展 “The Family of Man (人間家族)” を想起させる。

















CERNA BEDYNKA SONGY BALADY A ROMANY / Ludvik Askenazy
1960, Praha, 229 pages, 155 x 210 x 17
公園で三脚の付いた大型カメラの脇に立っている写真家ヨゼフ・スデックのポートレイトを最初のページにレイアウトした本書のタイトルは 『黒い箱』。つまりカメラのことだろう。副題は『歌、バラード、そして小説』 。
ヨゼフ・スデックのポートレイトが巻頭に収録されているため、写真はスデックによるものかと思うところだが、実際のところは、各写真についてのクレジットは記載されていないが、スデックや Jan Lukas をはじめ数名の写真家によって構成されていると思われる(しかもスデックは1、2枚程度だろう)。
カメラを人に見立てたアヴァンギャルドなジャケットのコラージュや内部ページのレイアウトは、Zdenek Seydl が手掛けている。チェコ本らしいデザインも魅力的な1冊である。
本の状態: ジャケットに少し擦れによる汚れあり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格: SOLD
by booksandthings
| 2013-10-10 12:00
| 写真集

