2013年 08月 27日
THE DEATH OF THE LAKE / Peter Merom |

イスラエル北部 Huleh Valley に位置するフラ湖の夕暮れ。毎年数多くの渡り鳥たちが羽を休める肥沃な湖。この湖は嘗て周辺の農地へ水を供給する目的で大規模な排水事業が行われ、皮肉なことに、その結果現在は自然保護区に指定されている。人はコントロールできる範囲、あるいはできると思っている範囲の自然をとても愛するが、当の自然は人が嫌いだと言っていたとかいなかったとか・・・。















THE DEATH OF THE LAKE / Peter Merom
1961, Tel Aviv, 152 pages, 239 x 301 x 16
イスラエル政府が行ったフラ湖の灌漑事業により、湖の植物、生物が死に追いやられる状況を悲しくもリアルの捉えたピーター・メロム (Peter Merom) の写真集である。肥沃な湖だった様子の写真から始まり、水や泥を排出する浚渫船の姿が映し出され、その後に乾いた湖の死の情景が現れる。この胸を刺すような激しい写真集は、おそらく自然環境保護への雄弁な嘆願の書となったことだろう。イスラエル初の自然保護区にフラ湖が認定されたのは1963年だった。やや粗めのクオリティーの高くない紙に印刷されたモノクロ写真とテキスト。自然環境のドキュメンタリー写真の枠を超えた新しいヴィジョンを伴ったランドスケープ写真集である。
本の状態:ジャケット1箇所破れ、縁部分に小さな欠け、破れ、シワあり。タイトルページの裏側余白に前所有者のギフトの記述(英語)あり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
写真家のサイン入り。Signed by the photographer.



1961, Tel Aviv, 152 pages, 239 x 301 x 16
本の状態:サイン入り。ジャケットの縁部分に少しシワあり。その他は経年変化程度。
価格:¥44,000 (2019/10/12 UPDATED)
by booksandthings
| 2013-08-27 12:00
| 写真

