2013年 08月 20日
HANS RICHTER / Hans Richter |










ダダイズムを代表するドイツ人の美術家 Hans Richter がアメリカへ亡命後に制作したフィルム 『金で買える夢 (DREAMS THAT MONEY CAN BUY)』 を久しぶりに観た。マックス・エルンスト、フェルナン・レジェ、マン・レイ、マルセル・デュシャン、アレクサンダー・カルダーら当時アメリカにいた前衛美術家の協力によって制作した実験映画である。マネキンによるラブ・ストーリーというレジェの着想からスタートした7つの夢の物語。前衛芸術家たちとジョン・ケージやモロッコに渡る前のポール・ボウルズら前衛音楽家も参加した当時、最も新しかった映像テクノロジーの映画を使った芸術表現。
















HANS RICHTER / Hans Richter
1965, Neuchatel, 131 pages, 245 x 303 x 18
紹介文をイギリスの美術批評家ハーバート・リードが寄せ、テキストを自らが手掛けたハンス・リヒターの作品集。1920年代に欧米で起こったダダイズム。その精神は晩年までの制作に貫かれている。本書はそのハンス・リヒターの絵画、スクロール状の絵画、レリーフ、モザイク、そしてフィルム作品を収録。
カバー・ジャケットの絵画は、おそらく自画像であろうと思われるが、1917年に描かれた “Blue Man” という作品。1947年に完成した先の『DREAMS THAT MONEY CAN BUY』 にも Jack Bittner 扮する身体が青色の男が登場する。その夢の物語のタイトルは “Narcissus (ナルキッソス)” となっている。
本の状態: ジャケット縁部分、内部ページの縁部分に多少の変色あり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格: SOLD
by booksandthings
| 2013-08-20 12:12
| アート

