2021年 10月 14日
L'ART DE LA CUISINE / Toulouse-Lautrec and Maurice Joyant |
舌平目をエストラゴンを敷いた上に置いてオーヴンに入れる。
猪肉をセージと共にプレゼする。
シチューにセルボレの花かタイムを加える。
魚の付け合わせにちぢれ葉のパセリを揚げる。
鱸をウイキョウを敷いた上に置いておき火で焼く。
リフォをおろして野獣肉につける。
実の大きい空豆のクリーム煮にサリエットを合わせる・・・・・。
ベルエポック期の画家アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック (Henri de Toulouse-Lautrec) は画業に劣らず、美食の伝統に恵まれ洗練された味覚の持ち主であり、料理も芸術もその特質を追求し、単に味わうにとどまらず、自ら腕を振るって数々の料理をつくりだした。
象徴派の詩人ポール・ルクレルクは、「彼はいつもおろし金とナツメグの実をポケットに入れていて、ポルト酒を飲む時にはこれで香りをつけていた」とロートレックを回想している。
















L'ART DE LA CUISINE / Toulouse-Lautrec and Maurice Joyant
1966, Lausanne, 159 pages, 190 x 246 x 35
パリのリセ時代からの知り合いであり、生涯を通じて公私ともに友人であったモーリス・ジョアイヤン (Maurice Joyant) がロートレック亡きあと、二人の友情の記録として、思い出の料理の数々をまとめた1冊。テキストはフランス語。
約200点のレシピにはロートレックの水彩画、リトグラフ、クロッキーなどの挿絵が添えられており、味覚だけではなく、食卓の楽しさを盛り上げるロートレックの意図が感じられるつくりとなっている。現在の料理本のように計量や調理法など当世風な解釈が記されていないことにより、逆にベルエポック期の料理へのイマジネーションが広がる。アレキサンドル・デュマの 『料理大全』 、ブリア・サヴァランの 『美味礼賛』 など料理本の名著に比する出来栄えだろう。最後にロートレックのスペシャリテのレシピを記しておく。
RAMEREAUX AUX OLIVES (雛山鳩、オリーブ添え)
山鳩の雛を数羽用意する。内臓を取り出し、中に牛肉、仔牛の肉、ソーセージの肉を芳香性こしょう、ナツメグ、薄切りにしたトリュフなどで調味してよく練ったものを詰める。鳩を紐でしっかりくくり、厚手のフライパンを使って強火で炒める。次にソース鍋にベーコン、エシャロット、玉ねぎを入れ、小麦粉を少し加えてルーを作る。塩、こしょう、ブーケガルニを加える。鳩を入れ、上等のブイヨンを足す。蓋をして弱火で1時間足らずゆっくり煮る。火を止める20分前に、種を取りよく塩気を抜いた緑のオリーヴとコニャックをコップ1杯加える。とろ火でよく煮詰める。鳩を皿に盛ってまわりをオリーヴで囲み、ソースを裏漉ししてかける。ソースは味濃くとろっとしていなければならない。
本の状態:ジャケットの下部にシワ、背部分に汚れあり。見返しに点状のシミあり。天地・小口にクスミ。本体クロス装の上部に経年シミあり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
猪肉をセージと共にプレゼする。
シチューにセルボレの花かタイムを加える。
魚の付け合わせにちぢれ葉のパセリを揚げる。
鱸をウイキョウを敷いた上に置いておき火で焼く。
リフォをおろして野獣肉につける。
実の大きい空豆のクリーム煮にサリエットを合わせる・・・・・。
ベルエポック期の画家アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック (Henri de Toulouse-Lautrec) は画業に劣らず、美食の伝統に恵まれ洗練された味覚の持ち主であり、料理も芸術もその特質を追求し、単に味わうにとどまらず、自ら腕を振るって数々の料理をつくりだした。
象徴派の詩人ポール・ルクレルクは、「彼はいつもおろし金とナツメグの実をポケットに入れていて、ポルト酒を飲む時にはこれで香りをつけていた」とロートレックを回想している。
















L'ART DE LA CUISINE / Toulouse-Lautrec and Maurice Joyant
1966, Lausanne, 159 pages, 190 x 246 x 35
パリのリセ時代からの知り合いであり、生涯を通じて公私ともに友人であったモーリス・ジョアイヤン (Maurice Joyant) がロートレック亡きあと、二人の友情の記録として、思い出の料理の数々をまとめた1冊。テキストはフランス語。
約200点のレシピにはロートレックの水彩画、リトグラフ、クロッキーなどの挿絵が添えられており、味覚だけではなく、食卓の楽しさを盛り上げるロートレックの意図が感じられるつくりとなっている。現在の料理本のように計量や調理法など当世風な解釈が記されていないことにより、逆にベルエポック期の料理へのイマジネーションが広がる。アレキサンドル・デュマの 『料理大全』 、ブリア・サヴァランの 『美味礼賛』 など料理本の名著に比する出来栄えだろう。最後にロートレックのスペシャリテのレシピを記しておく。
RAMEREAUX AUX OLIVES (雛山鳩、オリーブ添え)
山鳩の雛を数羽用意する。内臓を取り出し、中に牛肉、仔牛の肉、ソーセージの肉を芳香性こしょう、ナツメグ、薄切りにしたトリュフなどで調味してよく練ったものを詰める。鳩を紐でしっかりくくり、厚手のフライパンを使って強火で炒める。次にソース鍋にベーコン、エシャロット、玉ねぎを入れ、小麦粉を少し加えてルーを作る。塩、こしょう、ブーケガルニを加える。鳩を入れ、上等のブイヨンを足す。蓋をして弱火で1時間足らずゆっくり煮る。火を止める20分前に、種を取りよく塩気を抜いた緑のオリーヴとコニャックをコップ1杯加える。とろ火でよく煮詰める。鳩を皿に盛ってまわりをオリーヴで囲み、ソースを裏漉ししてかける。ソースは味濃くとろっとしていなければならない。
本の状態:ジャケットの下部にシワ、背部分に汚れあり。見返しに点状のシミあり。天地・小口にクスミ。本体クロス装の上部に経年シミあり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
英語版。
1966, NY, 169 pages, 190 x 246 x 35
フランス語版『L'ART DE LA CUISINE』と同年にニューヨークの出版社から刊行された英語版。印刷はフランス語版同様にローザンヌにある印刷所による。
本の状態:ジャケットの縁部分に破れあり。本体天部分に点状の茶シミあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2021-10-14 12:00
| フード、ドリンク




