2013年 05月 02日
J'AIME LE CIRQUE / Jacques Peuchmaurd (Text), Ro-bert Gnant (Photos) |



1977年12月の東京新聞の夕刊に安岡章太郎がチャップリンの死について文章を寄せている。
安岡が物心ついたころにはすでにチャップリンは現在(1977年)以上に有名な存在だったそうだ。山高帽子やドタ靴姿はキャラメルの箱などに印刷されていて、チャップリン映画をみたことのない子供でも、チャップリンのことは知っていたとある。1961年にアメリカに半年ほど滞在した時、初期のチャップリン映画の8ミリフィルムを買い込んで借家で見ようと思い、せっかくなので家主の老夫婦を誘ってみたそうだが、「チャップリンはまだ生きていたのか」といったきりで、別に映画を見たいとは言わなかったそうだ。若い学生たちの何人かに、この映画を見にこないかといってみたが、彼らの大半はチャップリンの映画をみたことがなく、なかにはチャップリンの名前さえ知らない者さえいたようだ。1950年代のマッカーシー旋風(赤狩り)でアメリカと決別したチャップリン。1961年のそのころは、アメリカ南部の田舎町では、まだ大半の人がチャップリンをアカだと信じていたようであった、とある。
アメリカと決別し、スイスに移り住み晩年を過ごしたチャップリン。そこで欠かすことのない楽しみのひとつは、スイスのサーカス“Circus Knie” を観賞することだったそうだ。












J'AIME LE CIRQUE / Jacques Peuchmaurd (Text), Robert Gnant (Photos)
1962, Lausanne, 239 pages, 199 x 135 x 21
ユニークなテーマ、洒落た体裁にレイアウトで評判のスイスのローザンヌの出版社から刊行された『J'aime・・・』シリーズの中の1冊。本書のテーマはサーカス。
“Circus Knie” や“Oriental Circus” 、“Circus Sarrasani” など公演の模様を追った写真が収録されている。
儚さと胡散臭さもサーカスの魅力。その魅力を感じ取ることができる1冊である。
本の状態:ボードカバー。カバーの背部分に少しヤケ、全体的に多少の擦れによる汚れあり。カバーに一筋の軽いシワあり。内部ページは経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
ドイツ語版 『EINTRITT FREI ...』 シリーズ。


EINTRITT FREI ZIRKUS / Jacques Peuchmaud (Text), Robert Gnant (Phot-os)
1963, Lausanne, 239 pages, 199 x 135 x 21
本の状態: カバーに黄ばみあり。内部ページの縁部分に経年による変色あり。その他は概ね良好。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2013-05-02 12:00
| サーカス、音楽、舞台、映画

