2020年 09月 30日
NATIVE ARTS OF THE PACIFIC NORTHWEST / Robert Tyler Davis (Introduction) |
染色家・図案家の芹沢銈介は世界の工芸のコレクターとして知られている。それら大半が現在は静岡市立芹沢銈介美術館、東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館に収蔵されている。
その収集歴は若き日の小絵馬の収集に始まり、経済的に余裕の出来た晩年(70歳~88歳)の18年間に収集活動の最盛期を迎えたそうだ。その数6,000点。自宅への来客に合わせて応接間の陳列棚の模様替えを行い、彼にはこれを、彼女にはこれを見せてあげようといった具合だったそうだ。
コレクションは日本、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南北両アメリカ、オセアニアなど広範囲にわたっている。それらの中には、日本の北と南に位置するアイヌと沖縄の工芸品も含まれているが、アイヌ工芸と類似性のあるアメリカの太平洋北西地域アラスカ、エスキモーの工芸品は芹沢コレクション関連の書籍で目にしたことはないが、きっとその膨大なコレクションの中に含まれていることだろう。
その収集歴は若き日の小絵馬の収集に始まり、経済的に余裕の出来た晩年(70歳~88歳)の18年間に収集活動の最盛期を迎えたそうだ。その数6,000点。自宅への来客に合わせて応接間の陳列棚の模様替えを行い、彼にはこれを、彼女にはこれを見せてあげようといった具合だったそうだ。
コレクションは日本、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南北両アメリカ、オセアニアなど広範囲にわたっている。それらの中には、日本の北と南に位置するアイヌと沖縄の工芸品も含まれているが、アイヌ工芸と類似性のあるアメリカの太平洋北西地域アラスカ、エスキモーの工芸品は芹沢コレクション関連の書籍で目にしたことはないが、きっとその膨大なコレクションの中に含まれていることだろう。
先日、東京から友人夫婦が久しぶりに訪ねてくれて、その足で弊店近辺の数ある古美術店を見歩いていたところ、偶然にもある1軒の店でアイヌの衣服アットゥシに出会い購入したとのこと。その店主の話では以前はこのようなものは古民具の扱いだったが、今は古美術として扱っているとのこと。格も値も上がり芹沢の時代よりもいい物は遥かに手に入りにくくなったということだ。














NATIVE ARTS OF THE PACIFIC NORTHWEST FROM THE RASMUSSEN COLLECTION OF THE PORTLAND ART MUSEUM / Robert Tyler Davis (Introduction)
1949, Stanford, 165 pages, 236 x 287 x 22
アメリカのポートランド美術館 (Portland Art Museum) に収蔵されているアクセル・ラスムセン (Axel Rasmussen) の太平洋沿岸、主に北西側の先住民の工芸品のコレクションをまとめた1冊。アクセル・ラスムセンはアラスカの学校の教育長の要職に就きながら、25年以上の年月をかけ収集を続けた。ラスムセンの急死により、コレクションは散在したものの、後にポートランド美術館のアール・ステンダル (Earl Stendahl) の興味と情熱により、一つの美術館に収蔵されることとなった。
収蔵品の写真をロス・アンジェルスの街を撮り続けたことで知られるウィリアム・リーグ (William Reagh)、そしてレイアウトとタイポグラフィをアルヴィン・ラスティグ (Alvin Lustig) が担当している。
わずか40歳でこの世を去ったにもかかわらずアルヴィン・ラスティグはアメリカのグラフィック・デザイナーのパイオニアの一人として今なお語り継がれている人物。本書は選び抜かれた素材(工芸品)を大胆な構成でページ上に展開したドラマチックなストーリーを感じさせるアルヴィン・ラスティグの代表的な作品でもある。














NATIVE ARTS OF THE PACIFIC NORTHWEST FROM THE RASMUSSEN COLLECTION OF THE PORTLAND ART MUSEUM / Robert Tyler Davis (Introduction)
1949, Stanford, 165 pages, 236 x 287 x 22
アメリカのポートランド美術館 (Portland Art Museum) に収蔵されているアクセル・ラスムセン (Axel Rasmussen) の太平洋沿岸、主に北西側の先住民の工芸品のコレクションをまとめた1冊。アクセル・ラスムセンはアラスカの学校の教育長の要職に就きながら、25年以上の年月をかけ収集を続けた。ラスムセンの急死により、コレクションは散在したものの、後にポートランド美術館のアール・ステンダル (Earl Stendahl) の興味と情熱により、一つの美術館に収蔵されることとなった。
収蔵品の写真をロス・アンジェルスの街を撮り続けたことで知られるウィリアム・リーグ (William Reagh)、そしてレイアウトとタイポグラフィをアルヴィン・ラスティグ (Alvin Lustig) が担当している。
わずか40歳でこの世を去ったにもかかわらずアルヴィン・ラスティグはアメリカのグラフィック・デザイナーのパイオニアの一人として今なお語り継がれている人物。本書は選び抜かれた素材(工芸品)を大胆な構成でページ上に展開したドラマチックなストーリーを感じさせるアルヴィン・ラスティグの代表的な作品でもある。
余談だか1960年代に美術出版社から全2巻で刊行された岩宮武二の名著『かたち』のレイアウトを担当した早川良雄は、『かたち』のレイアウトを手掛けるにあたり、アルヴィン・ラスティグの本書に大いに刺激を受けている。
本の状態:ジャケットに汚れ、縁部分に小さな破れ、裏側から数か所テープ補修、フラップ部分の価格表示がカットされている。本体は経年変化程度。
価格:SOLD
本の状態:ジャケットに汚れ、縁部分に小さな破れ、裏側から数か所テープ補修、フラップ部分の価格表示がカットされている。本体は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2020-09-30 12:00
| フォークアート、クラフト

