2013年 02月 26日
ALFRED STIEGLITZ AT LAKE GEORGE / John Szarkow-ski |

アルフレッド・スティーグリッツ。「近代写真の父」と呼ばれ、総合芸術誌 『Camera Work』 を創刊し、写真だけでなくピカソ、マティス、ロダン、ピカビアらヨーロッパの芸術家のモダン・アートも紹介し、自らギャラリーを経営しアート全般のオーガナイザー的存在であったことは承知のこと。ニューヨーク近代美術館の写真部門のディレクターだったJohn Szarkowski は、スティーグリッツの知名度に比べると、知られている写真作品は思いのほか少ないと書いている。










ALFRED STIEGLITZ AT LAKE GEORGE / John Szarkowski
1996 (Second printing), NY, 111 pages, 239 x 260 x 16
1920年~30年代、夏の時期にアルフレッド・スティーグリッツは両親の遺産の一部だったアディロンダックのジョージ湖の別荘で過ごしている。その土地でスティーグリッツは取り巻く景色や物や人々を撮影した。家族や友人、妻であるジョージア・オキーフ、農家、ジョージ湖の風景、“Equivalent ” と名付けられた一連の雲の作品などである。
本書は、1995年9月から翌年の1月までニューヨーク近代美術館で開催された『ALFRED STIEGLITZ AT LAKE GEORGE』展の際に刊行された図録である。展示作品の中から64枚を選び収録されており、それらの半数以上の作品が印刷物として公開されていなかったというから前述のジョン・シャーカフスキーの言葉も頷ける。
本の状態: 経年変化程度で概ね良好。
価格: SOLD
by booksandthings
| 2013-02-26 12:00
| 写真集 作家別作品集