2013年 02月 16日
LES SHAKERS / CCI, Centre Georges-Pompidou |

1774年にイギリスから渡米したプロテスタントの一派、シェーカー教徒。
集会で震えるようなダンスをすることから、“Shaker (シェーカー)”と呼ばれるようになったそうだ。














LES SHAKERS: VIE COMMUNAUTAIRE ET DESIGN AVANT MARX ET LE BAUHAUS / CCI, Centre Georges-Pompidou
1976, Paris, 161 pages, 214 x 194 x 9
1976年1月14日~3月29日にかけてパリのポンピドゥ・センターで開催されたシェーカー教徒をテーマとした展覧会時に刊行された図録である。副題は“マルクスとバウハウス以前のコミュニティの生活とデザイン”となっており、ドイツから見た思想とデザイン論のように思われるが、図録では総括的なシェーカー教徒の歴史や教義、生活、そのデザインに焦点が当てられているようだ。
シェーカー教徒の美に関する原理「規則は美しい」、「調和には大いなる美がある」、「美は有用性に宿る」に基づいた家具や生活道具の図版に加え、彼らの生活を垣間見ることができるエングレーヴィングの版画の図版が多数収録されている。
図版とテキストページをそれぞれ異なった紙を用い、色を変えることによって、カバー写真の建物の壁面板張りとマッチするブック・デザインが洒落ている。
本の状態: カバーに擦れによる多少の汚れあり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格: SOLD
by booksandthings
| 2013-02-16 12:00
| デザイン