2012年 12月 17日
LA VIE PARISIENNE 1885 / Marcelin |
裸の天女といわれるピンナップ・ガールの歴史を遡れば、19世紀末にパリの街角にあるブックスタンドで売られていた絵入り週刊誌に行き着く。それは、1863年1月に発売された『LA VIE PARISIENNE』。パリの風俗、特に女性の風俗を活写することに主眼を置いた雑誌であり、ファッション、音楽、演劇、旅行、ジョーク、事件、ゴシップなどを扱った。
特に、鼻の下の長い、自由恋愛の大好きな紳士たちの目を惹いたのは、パリジェンヌたちの姿態だった。それらは刊行同時の1色刷りから20世紀に入り、2色刷りになると開花し、数多くのピンナップ・アーティストが『LA VIE PARISIENNE』で活躍した。彼らの描くパリ娘は、愛らしくコケティッシュ、素人娘の自然なセクシャリティーが溢れ、イマジネーション豊富なファンタジーやグラフィックカルなレベルの高い表現がなされている。まさに大衆風俗誌が生み出したアートであろう。
LA VIE PARISIENNE 1885 / Marcelin
1885, Paris, 201 pages, 275 x 350 x 18
『LA VIE PARISIENNE』1885年1月3日号~4月4日号までの14号分を綴じた1冊。
初期の単色刷の時期であり、20世紀に入り登場するピンナップ・アーティスト以前の号ということもあり、無邪気なパリ娘の肌の露出はほとんど見られないが、その当時の女性たちの風俗を垣間見ることができる。
本の状態:カバーにキズ、凹み、破れあり。見返し・効き紙の綴じ部分に破れ(少し割れ)。天地、小口、ページに変色、シミあり。100年以上前の雑誌として状態を判断するとその他は良好。
価格:SOLD
特に、鼻の下の長い、自由恋愛の大好きな紳士たちの目を惹いたのは、パリジェンヌたちの姿態だった。それらは刊行同時の1色刷りから20世紀に入り、2色刷りになると開花し、数多くのピンナップ・アーティストが『LA VIE PARISIENNE』で活躍した。彼らの描くパリ娘は、愛らしくコケティッシュ、素人娘の自然なセクシャリティーが溢れ、イマジネーション豊富なファンタジーやグラフィックカルなレベルの高い表現がなされている。まさに大衆風俗誌が生み出したアートであろう。
LA VIE PARISIENNE 1885 / Marcelin
1885, Paris, 201 pages, 275 x 350 x 18
『LA VIE PARISIENNE』1885年1月3日号~4月4日号までの14号分を綴じた1冊。
初期の単色刷の時期であり、20世紀に入り登場するピンナップ・アーティスト以前の号ということもあり、無邪気なパリ娘の肌の露出はほとんど見られないが、その当時の女性たちの風俗を垣間見ることができる。
本の状態:カバーにキズ、凹み、破れあり。見返し・効き紙の綴じ部分に破れ(少し割れ)。天地、小口、ページに変色、シミあり。100年以上前の雑誌として状態を判断するとその他は良好。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2012-12-17 12:00
| 雑誌・季刊誌