2012年 11月 13日
L'ARCHITECTURE D'AUJOURD'HUI JUILLET 1937 / Andre Bloc |


活字鋳造・デザイン、印刷、出版会社 Deberny et Peignot 率いる Charles Peignot が1937年2月12日にデビューさせた新たなタイプフェイス “Peignot (ペニョー体)” の活字見本が、フランス最古にして国際的知られる唯一のフランスの建築雑誌『L'ARCHITECTURE D'AUJOUED'HUI』1937年7月号に収録されている。タイプフェイスのデザイナーは A.M. Cassandre 。“Roman Letters” の純粋さの息吹が感じられるとても美しい書体である。1937年5月に開催されたパリ最後の万国博覧会 “Exposition Internationale des Arts et Techniques dans la Vie Moderne” においてもペニョー体は人気を博したそうだ。








L'ARCHITECTURE D'AUJOURD'HUI JUILLET 1937 / Andre Bloc
1937, Boulogne-sur-Seine, 75 pages, 246 x 315 x 6
まだ世界恐慌の影響が冷めやらぬ1930年に Andre Bloc によって創刊された『L'ARCHIT-ECTURE D'AUJOURD'HUI 』は、現在も『'A'A'』として刊行されている。
他のページと異なりやや厚めのクリーム色の紙に印刷されたペニョー体の見本帳が収録された7月号は、“Union des Artistes Modernes (U.A.M.)” の特集号。
U.A.M. は、Robert Mallet-Stevens の呼びかけにより結成されたフランスの現代芸術家連盟。新しい素材や技術を用い、建築、装飾美術、デザインの向上を目的した組織として知られる。
A.M. カッサンドルやシャルル・ペニョーもメンバーのひとり。
特集の誌面は、ロバート・マレ・スティーヴンスの U.A.M. の紹介文からはじまり、メンバーによる作品の紹介が続く。建築、家具、都市計画、彫刻、テキスタイル、照明、シルバーウエア、ステンド・グラスなどの装飾美術、ポスター・デザインなどを図版で紹介。
万博開催年に際しての連盟の意気込みがダイレクトに感じられる1冊である。
本の状態: 全体的にダメージあり。カバーに前所有者の記名あり。ページ同士が貼り付いたことによる剥がれが数箇所あり。広告ページの1ページ欠け。
価格: ¥8,000+消費税
UAM のメンバーでもある Rene Herbst がデザインしたガラス・テーブルの上に置かれた本書。
Solange Goguel の 著作『RENE HERBST』(1990) に収録されている1枚。

by booksandthings
| 2012-11-13 12:00
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