2018年 12月 14日
ノグチ / イサム・ノグチ |
日本人の父、アメリカ人の母を持ち、アメリカで生まれた前衛彫刻家イサム・ノグチは、彫刻家を志してからまずはパリへ留学、そして日本にも何度か滞在し、人間及び自然と彫刻を結びつける努力をしたそうだ。1931年の8ヶ月の滞在中5ヶ月を京都で過ごし、宇野甚松氏の窯で陶土の使い方の勉強をし、1950年の4ヶ月の訪日の時には瀬戸で1週間過ごし、テラコッタの可能性の追求、1951年~52年には東京、鎌倉。鎌倉では北大路魯山人が世話をした古い百姓家で暮らしていた。その日本に滞在した1931年、1950年、1951年、そして1952年に制作されたものだけを集めた作品集が1953年に東京の美術出版社から刊行されている。テキストをイサム野口、滝口修造、長谷川三郎、図版の写真をイサム野口、土門拳、三木淳、ベルニス・アボットら、そして本のレイアウトを亀倉雄策が手掛けている。数あるイサム・ノグチの作品集の中で最も “童心(無言のままで鑑賞できる)” に帰ることのできる作品集ではないだろうか。
ノグチ / イサム・ノグチ
1953, 東京, 96 plates, 263 x 310 x 20
本の状態:外箱に汚れ、キズあり。ジャケットに少し擦れ、シワあり。本体の見返しに販売店のシール (San Francisco Museum of Art Book Shop、4㎝×1.5㎝)あり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
1953, 東京, 96 plates, 263 x 310 x 20
本の状態:外箱に汚れ、キズあり。ジャケットに少し擦れ、シワあり。本体の見返しに販売店のシール (San Francisco Museum of Art Book Shop、4㎝×1.5㎝)あり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2018-12-14 12:00
| アート