2020年 04月 08日
BRASSAI / Brassai |

1990年に刊行されたブルース・ウェーバー (Bruce Weber) が俳優・劇作家のサム・サム・シェパード (Sam Sheaprd) を被写体とした写真集『Sam Shepard』の装丁と瓜二つの写真集がある。
夜のパリを撮影したことであまりにも有名なハンガリー出身の写真家ブラッサイ (Brassai) の作品集がそれである。『Sam Shepard』 のブック・デザインを手掛けているのはディミトゥリ・ラベス (Dimitri Levas) 。たしかニューヨークのロバート・ミラー・ギャラリーの関係者だったような気がするが・・・ここまで似せるとは。ブラッサイへのオマージュだろうか。
ブラッサイは写真以外にデッサン、彫刻、小説、映画、バレエの舞台美術なども手掛け、写真の余技とはいえない評価も受けている。ブラッサイのデッサンを見たピカソは、その後会うたびに「デッサンはどうした?」と催促していたそうだ。
写真を含めたブラッサイの作品をまとめた本はこれが最初となるが、すでにこれまでに作品集として5作品を刊行している。ポール・モルランとの共著『PARIS DE NUIT (1933)』 、ジャック・プリベールの詩が収録されたデッサン集『TRENTE DESSINS (1946)』 、ヘンリー・ミラーの序文による小説『HISTOIRE DE MARIE (1949)』 、ロンドンで出版されたパリの町の写真集『CAMERA IN PARIS (1949)』 、そしてピカソの彫刻を撮影した『LES SCULPTURES DE PICASSO (1948)』 である。それにしても同時代の芸術家たちとの親交の深さを思わせる作品群である。









1952, Paris, Unpaged, 218 x 275 x 10
やや薄めの体裁でページ数も限られていはいるが、実に見事にブラッサイの作品を収録した作品集である。夜のパリ、秘密のパリ、親交のあった芸術家たちのポートレイト、特撮“ある男が路上で死んだ”、デッサン、彫刻、ジャック・プリベールのバレエ、ヘンリ・ミラーのテキストなど。
出版人はロベール・デルピエ (Robert Delpire) とピエール・フォシュ (Pierre Faucheux) 。
表紙は山好きで知られるブラッサイをシャモニーで撮影した妻のジルベルト=メルセデス・ボワイエによる写真が用いられている。
本の状態:クロス装ハードカバー。カバーに少し擦れによる汚れあり。その他は経年変化程度。
価格:\38,500 (2021/3/1 UPDATED)
by booksandthings
| 2020-04-08 12:00
| 再入荷・更新

