2012年 02月 03日
WHY, MOTHER, WHY? / Miyuki Furuta (Poem), Eikoh Hosoe (Photo) |
小学5年生のとき母を急に亡くした著者が母の死から最初の冬に “詩のノート” と題するノートに詩を綴り始めた。その詩が東京新聞に掲載され、暖かい反応を得る。
この本はその少女古田幸の詩とその悲劇の後の彼女の日常を捉えた写真を収録したものである。
写真家は細江英公。この本が出版されたのが1965年ということなので、細江英公の最初の写真集『おとこと女(1961年)』に続いて三島由紀夫をモデルとした写真集『薔薇刑(1963年)』がすでに出版されており、土方巽を東北の農村で撮影した『鎌鼬(1969年)』との間に刊行された本ということになる。『薔薇刑』『鎌鼬』との流れからすると、『WHY, MOTHER, WHY』は、ずいぶんと毛色が異なるのでとまどいがあるかもしれないが、海外に目を向けてみると細江英公氏は、1967年に少女と犬とのフォト・ストーリー『TAKA-CHAN AND I』 、そして1969年には犬が東京を案内するというストーリー仕立ての『A DOG'S GUIDE TO TOKYO』を共著の写真集として手掛けているのである。












WHY, MOTHER, WHY?
The tragedy and triumph of a little girl - in poetry and pictures
by Miyuki Furuta, Photographs by Eikoh Hosoe
1965, Tokyo, 63 pages, 220 x 305 x 12
この本は講談社インターナショナルが海外向けに出版した本であるが、約40年を経て日本でもようやく2004年に『おかあさんのばか』として刊行された。版型が少し小さくなり、表紙は別のイメージが採用されている。
古田幸の37編の詩と向かい合うように配された細江英公の写真がより一層の詩情を深めている。いい写真集である。
本の状態:ジャケットの後側に擦れによる汚れあり。内部ページの数か所に小さな汚れあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
この本はその少女古田幸の詩とその悲劇の後の彼女の日常を捉えた写真を収録したものである。
写真家は細江英公。この本が出版されたのが1965年ということなので、細江英公の最初の写真集『おとこと女(1961年)』に続いて三島由紀夫をモデルとした写真集『薔薇刑(1963年)』がすでに出版されており、土方巽を東北の農村で撮影した『鎌鼬(1969年)』との間に刊行された本ということになる。『薔薇刑』『鎌鼬』との流れからすると、『WHY, MOTHER, WHY』は、ずいぶんと毛色が異なるのでとまどいがあるかもしれないが、海外に目を向けてみると細江英公氏は、1967年に少女と犬とのフォト・ストーリー『TAKA-CHAN AND I』 、そして1969年には犬が東京を案内するというストーリー仕立ての『A DOG'S GUIDE TO TOKYO』を共著の写真集として手掛けているのである。












WHY, MOTHER, WHY?
The tragedy and triumph of a little girl - in poetry and pictures
by Miyuki Furuta, Photographs by Eikoh Hosoe
1965, Tokyo, 63 pages, 220 x 305 x 12
この本は講談社インターナショナルが海外向けに出版した本であるが、約40年を経て日本でもようやく2004年に『おかあさんのばか』として刊行された。版型が少し小さくなり、表紙は別のイメージが採用されている。
古田幸の37編の詩と向かい合うように配された細江英公の写真がより一層の詩情を深めている。いい写真集である。
本の状態:ジャケットの後側に擦れによる汚れあり。内部ページの数か所に小さな汚れあり。その他は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2012-02-03 12:00
| 写真

