2012年 01月 09日
BISTROTS / Robert Doisneau |
現在、四条通りに面した何必館・京都現代美術館にて写真家ロベール・ドアノー (Robert Doisneau) 展が開催されており、その展覧会を見た後で店に来られるお客様が何名がおられる。今回の展示のテーマは「子供達」「恋人」「酒場」「街路」「芸術家」だそうであるが、ロベール・ドアノーの「酒場」を撮った写真で好きなものが1枚ある。“フィルム・ノアール”の映画の1場面のようなこの写真、今回の展示に含まれているだろうか。近々に観覧したい。
BISTROTS / Robert Doisneau
1960, Paris, 47 pages, 195 x 257 x 5
アートと文学の刊行物として出版された “LE POINT” シリーズの中の1冊『BISTROT』 はロベール・ドアノーの酒場の写真を掲載し、序文としてジャック・プレヴェール (Jacques Prevert) の詩「Gravures sur le Zinc」が添えられている。Zinc はフランスのカフェやビストロでよく見かける亜鉛(メッキ)のカウンターの素材であるが、通称 “Le Zinc” でカフェ(酒場)のカウンターを意味することは良く知られている。プリベールの序文は「カウンターに刻まれた光景(時)」というところか。
テキストはロベール・ジロー (Robert Giraud) 。1955年にカルト本 『Le Vin des Rues』 を書いたフランスの詩人、ジャーナリスト、小説家である。この3人のタッグによる「酒場」の本、良いに決まっている。
本の状態:ソフトカバー+ジャケット(フランス装幀)。内部ページの下部の角に少し折れあり。その他は経年変化程度。
価格:¥27,500 (2020/4/5 UPDATED)
by booksandthings
| 2012-01-09 12:00
| 写真集