2020年 07月 23日
BROOKLYN GANG / Bruce Davidson |
ブルース・デヴィッドソン (Bruce Davidson) は写真集団マグナムのメンバーであり、要職も務めた “Concerned Photography” の代表的な写真家のひとりであることは知られている。シュタイデル社から刊行された3冊セットのカタログ・レゾネ的な写真集は、現時点でも絶版ではなく手に入れることのできる大著である。その写真集には、初期の作品であるサーカスや南部の公民権運動の作品、代表的な写真集『East 100th Street』『Subway』『Central Park』に収録された作品、比較的近作のパリやロサンゼルスのランドスケープの作品、そして1959年にエスクワイア誌で紹介されただけで写真集となるには40年も待たなければならなかった傑作『Brooklyn Gang』の作品が収録されている。
『Brooklyn Gang』はブルース・デヴィッドソンが25歳の時に撮影。すでに前の年にはマグナムに所属していた。ブルックリンを拠点とするティーンエイジのギャング・グループのひとつを撮影したた作品群。その頃ニューヨークには1000人ほどのギャングがいたそうである。写真で見る限りまだあどけなさが残る15歳、16歳の若者たち。25歳のブルース・デヴィッドソンともそれほど年は違わない。それゆえ彼らギャングたちの感情の内側に入ってゆく様が写真から読み取ることができる。彼らギャングは当然のことながら大半の大人たちに嫌われ、自分たちのブロック(テリトリー)を根城に好き勝手に暮らしている。一人のギャングの母親が経営するキャンディー・ストアに入り浸り、コカコーラ・マシーンに名前を彫っては店主に発狂されたり、買いもしないコミック本を手に取るたびに怒られたり、また女の子との金曜の夜のダンスを楽しみにしていたり、いつもバック・ポケットにアレン・ギンズバーグの著書『HOWL』を持ち歩いているのがいたりなど日常の他愛もないひとコマのすぐそばに喧嘩、ドラッグ、死が横たわっているのが現実の生活なのだ。











BROOKLYN GANG / Bruce Davidson
1998, Santa Fe, 98 pages, 260 x 287 x 15, Signed limited to 150 copies with a slipcase
ブルース・デヴィッドソンはこの撮影後、ニューヨーク・タイムズからの依頼ですぐに南部の公民権を求める黒人の闘争の取材撮影に向う。作品をすぐに本にするには出版社からのオファーやその製作に時間が必要である。デヴィッドソンのこの傑作も40年後に Twin Palms の Jack Woody からオファーがなければ、世に出るのがもっと後になっていたかもしれない。また、かつてのギャングの一人である Bengie の協力も不可欠だった。すでに55歳を過ぎ、ドラッグのディーラーであり極度の依存症であった彼は病院を何度も出入りし完全に回復。その当時ニューヨークのミッドタウンにある施設でドラッグのカウンセリングの職についていたそうである。その彼とデヴィッドソンが顔を突き合わせ、200枚を越えるコンタクトシートからこの写真集に収録する写真を選んだのである。
本の状態:限定版150部の中の100部、サイン入りスリップケース付きエディション。経年変化程度。
価格:SOLD

本書には収録されていないが、ブルックリン・ギャングのメンバーと公園の木陰で会話中のブルース・デヴィッドソンを撮影した1枚。撮影年は1959年。撮影者は不明。
限定版150部の中の50部、サイン入り、ボックス入り、オリジナル・プリント付きエディション。
Signed limited to 50 copies with an original print.









BROOKLYN GANG / Bruce Davidson
1998, Santa Fe, 98 pages, 260 x 287 x 15
フレームのサイズ:W313 H413 D20
イメージ・サイズ:W125 H190
本・プリントの状態:概ね良好。
価格:¥330,000 (限定本+額装済みプリント)

『Brooklyn Gang』はブルース・デヴィッドソンが25歳の時に撮影。すでに前の年にはマグナムに所属していた。ブルックリンを拠点とするティーンエイジのギャング・グループのひとつを撮影したた作品群。その頃ニューヨークには1000人ほどのギャングがいたそうである。写真で見る限りまだあどけなさが残る15歳、16歳の若者たち。25歳のブルース・デヴィッドソンともそれほど年は違わない。それゆえ彼らギャングたちの感情の内側に入ってゆく様が写真から読み取ることができる。彼らギャングは当然のことながら大半の大人たちに嫌われ、自分たちのブロック(テリトリー)を根城に好き勝手に暮らしている。一人のギャングの母親が経営するキャンディー・ストアに入り浸り、コカコーラ・マシーンに名前を彫っては店主に発狂されたり、買いもしないコミック本を手に取るたびに怒られたり、また女の子との金曜の夜のダンスを楽しみにしていたり、いつもバック・ポケットにアレン・ギンズバーグの著書『HOWL』を持ち歩いているのがいたりなど日常の他愛もないひとコマのすぐそばに喧嘩、ドラッグ、死が横たわっているのが現実の生活なのだ。











BROOKLYN GANG / Bruce Davidson
1998, Santa Fe, 98 pages, 260 x 287 x 15, Signed limited to 150 copies with a slipcase
ブルース・デヴィッドソンはこの撮影後、ニューヨーク・タイムズからの依頼ですぐに南部の公民権を求める黒人の闘争の取材撮影に向う。作品をすぐに本にするには出版社からのオファーやその製作に時間が必要である。デヴィッドソンのこの傑作も40年後に Twin Palms の Jack Woody からオファーがなければ、世に出るのがもっと後になっていたかもしれない。また、かつてのギャングの一人である Bengie の協力も不可欠だった。すでに55歳を過ぎ、ドラッグのディーラーであり極度の依存症であった彼は病院を何度も出入りし完全に回復。その当時ニューヨークのミッドタウンにある施設でドラッグのカウンセリングの職についていたそうである。その彼とデヴィッドソンが顔を突き合わせ、200枚を越えるコンタクトシートからこの写真集に収録する写真を選んだのである。
本の状態:限定版150部の中の100部、サイン入りスリップケース付きエディション。経年変化程度。
価格:SOLD

本書には収録されていないが、ブルックリン・ギャングのメンバーと公園の木陰で会話中のブルース・デヴィッドソンを撮影した1枚。撮影年は1959年。撮影者は不明。
限定版150部の中の50部、サイン入り、ボックス入り、オリジナル・プリント付きエディション。
Signed limited to 50 copies with an original print.









BROOKLYN GANG / Bruce Davidson
1998, Santa Fe, 98 pages, 260 x 287 x 15
フレームのサイズ:W313 H413 D20
イメージ・サイズ:W125 H190
本・プリントの状態:概ね良好。
価格:¥330,000 (限定本+額装済みプリント)

by booksandthings
| 2020-07-23 12:00
| プリント・ポスター

