2011年 10月 19日
THE FLOWER ART OF JAPAN / Mary Averill |
京都は花や植物を目にする機会が多い。街路樹や広場や公園などではなくお店のことである。料理屋や珈琲店、バー、そして門前町の古美術店、どの店も開店前に花や植物について思案する。また、客もその植物のことを話題にする。いいものだ。
THE FLOWER ART OF JAPAN / Mary Averill
1915, NY, 216 pages, 165 x 245 x 30, 250部限定
この著作以外にも「JAPANESE FLOWER ARRANGEMENT」というタイトルの本を出版しているMary Averill のことは知らなかった。この本を購入した理由は、129点のイラストレーションにある。生け花のアレンジメントや作法などのイラストがページの所々に収録されているのであるが、どこか変なのである。失礼だが、どうみても遠近感覚が不思議だ。定規で引いた直線、それがこの本の最大の魅力である。フィリップ・ワイズベッカーのイラストがふと頭に浮かんだ。
本の状態:特装であるシルク・ジャガードの端の部分に解れあり。その他は経年変化程度。
価格: SOLD
by booksandthings
| 2011-10-19 10:31
| その他