2011年 09月 16日
MADRIGAL'S MAGIC KEY TO SPANISH / Margarita Madrigal |
決してマルガリータ先生のスペイン語講座をお勧めしているわけではない。
スペイン語といえば、随分前からスペイン・バルのお店が増えたが、カジュアルさと陽気さとその美味さで近所のスペイン・バルの名店に通った時期があった。その名店は、その後、東京・中目黒に移転し、現在も盛況であるが、通い始めの頃は、メニューの看板を見ながら、モルシージャ?カブレアーノ?ピストマンチャゴ?フラン?など聞きなれないスペイン語の料理名の説明を受けたものだった。
アメリカは、ヒスパニック系の住民が急増し、いずれスペイン語人口が英語人口を抜くのではないかとこれまた随分前に囁かれていた時期があったが今はどうだろう。オープンを急いだせいかその当時まだアルコール飲料を提供できなかったニューヨークの「ロイヤルトンホテル」に宿泊した際に、部屋に備え付けられていたラジカセのスイッチを入れると、そこから流れてくる数多くのスペイン語の放送局による音楽。それらプエルトリコやキューバなどの音楽に魅了され、急いでホテルの客室係に近所のどこかでカセットテープを買ってきてもらい、その音楽放送を録音したこともあった。
本のことに話を戻し、カクテルと同じ名前のこのマルガリータ先生のスペイン語の本は、45章のレッスンで構成されているのであるが、ここでの魅力はその内容よりも、30章までのレッスンに添えられているアンドリュー・ウォーホールのイラストである。
MADRIGAL'S MAGIC KEY TO SPANISH / Margarita Madrigal
Doubleday & Company, NY, 496 pages, 150 x 217
ポップアート以前のアンドリュー(アンディー)・ウォーホルが挿絵を担当したスペイン語講座本。素朴でありながらグラフィカルな雰囲気を持つイラストが楽しい。
本の状態:カバー折り目一箇所あり。カバー背表紙日焼けによる変色。その他は概ね良好。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2011-09-16 12:00
| イラストレーション