2014年 06月 30日
L'ANNONCE FAITE A MARIE / Paul Claudel, A.M. Cassandre (Gouaches) |
戯曲
マリアへのお告げ (L'Annonce faite à Marie) 1912
作者
ポール・クローデル (Paul CLAUDEL 1868-1956)
登場人物
ヴィオレーヌ (Violaine)
18歳の清純な乙女。シャンパーニュ地方の由緒ある農園主ヴェルコール家の長女。
らい病者のピエールに憐みの接吻をして自ららいを病み、出家して孤独な成聖の生涯を送る。
ピーエル・ド・クラオン (Pierre de Craon) またはピエール
ゴチック聖堂建造の棟梁。強靭な精神と肉体に、全人的教養を備えた人物。
ヴィオレーヌへのかなわぬ愛の衝動を天に罰せられ、らいを患う。贖罪の 思いを浄化し聖堂建造に身を捧げる。
アンヌ・ヴェルコール (Anne Vercors)
ヴィオレーヌの父。昔気質の信仰篤い農園主。エルサレムに巡礼に出かけ、 8年後に戻る。
エリザベト (Elisabeth)
アンヌの夫、ヴィオレーヌとマラの母。
マラ (Mara)
ヴィオレーヌの妹。烈しい気性の女性で、望むものは手に入れるまで猶予しない。姉の婚約者を奪う。
ジャック (Jacques)
ヴィオレーヌの婚約者、のちにマラの夫。ヴェルコール家の養子で家督を譲られる。
第1幕
父アンヌはエルサレムに向かって旅立つことを宣言し、その前に長女の ヴィオレーヌを家督を譲ったジャックに嫁がせようとする。
第2幕
次女のマラはジャックを愛しており、何とか自分のものにしようとして、ジャックにヴィオレーヌがらいを患っていることをわからせようとする。
第3幕
7年後のクリスマス、マラはジャックとの間に生まれ、突然亡くなった娘を抱いて、らい病施設のヴィオレーヌのもとにやってくる。自分の苦しみを姉に取ってもらうためだ。ヴィオレーヌが子供を抱くと奇跡が起こり、子供は生き返る。しかしこの奇跡はマラの姉に対する憎しみをさらに募らせることになる。
第4幕
8年後父アンヌがエルサレムから戻ってくる。死にかけているヴィオレーヌの身体がみんなの和解のために供せられる。
L'ANNONCE FAITE A MARIE / Paul Claudel, A.M. Cassandre (Gouaches)
1953, Paris, 235 pages, 160 x 218 x 26 (スリップケース・サイズ)
フランス20世紀劇文学の珠玉と言われたポール・クローデル作 『L'Annoce Fait A Marie』 にA・M・カッサンドル (A.M. Cassandre) が12枚のグアッシュ作品を挿絵として5000部限定で刊行された1冊。すでに都市の壁面から舞台の上に活動の場を移行していたカッサンドルらしく場面を見事に切り取ったグアッシュの濃密な挿絵が G. Angiolini による版木によって見事に再現されている。エディション番号は703。
本の状態:スリップケースが一部破損、シミ、汚れあり。本体は経年変化程度。
価格:SOLD
マリアへのお告げ (L'Annonce faite à Marie) 1912
作者
ポール・クローデル (Paul CLAUDEL 1868-1956)
登場人物
ヴィオレーヌ (Violaine)
18歳の清純な乙女。シャンパーニュ地方の由緒ある農園主ヴェルコール家の長女。
らい病者のピエールに憐みの接吻をして自ららいを病み、出家して孤独な成聖の生涯を送る。
ピーエル・ド・クラオン (Pierre de Craon) またはピエール
ゴチック聖堂建造の棟梁。強靭な精神と肉体に、全人的教養を備えた人物。
ヴィオレーヌへのかなわぬ愛の衝動を天に罰せられ、らいを患う。贖罪の 思いを浄化し聖堂建造に身を捧げる。
アンヌ・ヴェルコール (Anne Vercors)
ヴィオレーヌの父。昔気質の信仰篤い農園主。エルサレムに巡礼に出かけ、 8年後に戻る。
エリザベト (Elisabeth)
アンヌの夫、ヴィオレーヌとマラの母。
マラ (Mara)
ヴィオレーヌの妹。烈しい気性の女性で、望むものは手に入れるまで猶予しない。姉の婚約者を奪う。
ジャック (Jacques)
ヴィオレーヌの婚約者、のちにマラの夫。ヴェルコール家の養子で家督を譲られる。
第1幕
父アンヌはエルサレムに向かって旅立つことを宣言し、その前に長女の ヴィオレーヌを家督を譲ったジャックに嫁がせようとする。
第2幕
次女のマラはジャックを愛しており、何とか自分のものにしようとして、ジャックにヴィオレーヌがらいを患っていることをわからせようとする。
第3幕
7年後のクリスマス、マラはジャックとの間に生まれ、突然亡くなった娘を抱いて、らい病施設のヴィオレーヌのもとにやってくる。自分の苦しみを姉に取ってもらうためだ。ヴィオレーヌが子供を抱くと奇跡が起こり、子供は生き返る。しかしこの奇跡はマラの姉に対する憎しみをさらに募らせることになる。
第4幕
8年後父アンヌがエルサレムから戻ってくる。死にかけているヴィオレーヌの身体がみんなの和解のために供せられる。
L'ANNONCE FAITE A MARIE / Paul Claudel, A.M. Cassandre (Gouaches)
1953, Paris, 235 pages, 160 x 218 x 26 (スリップケース・サイズ)
フランス20世紀劇文学の珠玉と言われたポール・クローデル作 『L'Annoce Fait A Marie』 にA・M・カッサンドル (A.M. Cassandre) が12枚のグアッシュ作品を挿絵として5000部限定で刊行された1冊。すでに都市の壁面から舞台の上に活動の場を移行していたカッサンドルらしく場面を見事に切り取ったグアッシュの濃密な挿絵が G. Angiolini による版木によって見事に再現されている。エディション番号は703。
本の状態:スリップケースが一部破損、シミ、汚れあり。本体は経年変化程度。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2014-06-30 12:00
| イラストレーション