2013年 08月 21日
ANTOINE PEVSNER / Pierre Peissi |
ヨーロッパ構成主義の代表的彫刻家・画家のひとり Antoine Pevsner は1912年にロシアからパリを訪れ、当時の現代美術の動向のひとつだったキュビズムの作品を目の当たりにしている。しかし、アンデバンタン展 (Salon des Independants) の会場に展示されたキュビズムの絵画表現よりもアントワーヌ・ペヴスナーがパリで発見し、心を奪われたものはエッフェル塔だったそうだ。
ANTOINE PEVSNER / Pierre Peissi
1961, Neuchatel, 151 pages, 245 x 303 x 20
1912年に初めてパリに滞在し、その翌年1913年から14年にかけて2度目のパリ滞在時に、ウクライナ出身の彫刻家アーキペンコ、イタリア人のモディリアニと出会い、自らの表現志向模索し、抽象表現絵画を経て彫刻制作への道を歩んだアントワーヌ・ペヴスナーの最晩年に刊行された作品集。
ロシアの伝統的なイコンを連想させるタッチの絵画、アフリカ美術の影響がうかがえる彫刻、そしてペヴスナーならではの空間イマジネーションを感じさせる彫刻作品が年代を追って収録されている。
本の状態: ジャケットの変色、擦れによる多少の汚れあり。見返しに点状のシミ、内部ページの縁の余白部分に多少の変色がみられる。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2013-08-21 12:00
| アート