2013年 02月 25日
GEORGIA O'KEEFFE A PORTRAIT BY ALFRED STIEGLITZ / Georgia O'Keeffe (Introduction) |
世に知られた芸術家の例に漏れず画家ジョージア・オキーフも数多くの写真家によるポートレイトが残されている。アンセル・アダムス、エリオット・ポーター、トッド・ウェッブ、アーヴィング・ペン、アーノルド・ニューマン、ユサフ・カーシュ・・・。これらの錚々たる写真家たちがオキーフを撮影する以前に独り占め(?)していたのがアルフレッド・スティーグリッツだった。
GEORGIA O'KEEFFE A PORTRAIT BY ALFRED STIEGLITZ / Georgia O'Keeffe (Introduction)
1978, NY, 51 plates, 278 x 362 x 17(本体サイズ)
アルフレッド・スティーグリッツはジョージア・オキーフのポートレイトを1917年から73歳でカメラを置く1937年まで撮影し続けていた。オキーフが彼女の最初の単独展覧会が開催されたスティーグリッツが運営するギャラリー “291” を再訪した時から、後に妻となる1924年までにすでに350枚もの写真を残している。1921年にはスティーグリッツの写真作品の展覧会が開催されており、それらの写真の中にはヌードを含むオキーフのポートレイトが含まれ、身体のフォルムに焦点をあてた“ストレート・フォトグラフィー”の評価以外に、57歳のスティーグリッツと34歳のオキーフによるスキャンダラスなラブ・アフェアとの評判もあったようである。
本書は1978年にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されたアルフレッド・スティーグリッツのよるジョージア・オキーフのポートレイト展の際に刊行された1冊。1917年から1933年までのポートレイト51枚が収録されている。まるでダンサーであるかのような“手” に注目した作品、絵画作品と呼応した作品、ヌード、写真家エドワード・ウエストンの妻レベッカ・ウエストンと一緒に初めて訪れたサンタ・フェで集めた動物の骨やナヴァホのシルバー・アクセサリーと共に写された作品などが収録されており、ジョージア・オキーフの16年間の “フォトグラフィック・ダイアリー” ともいえる。
この写真集にはオキーフ自らが写真についての文章を序文に添えており、写真図版を2パターンのグラビア印刷で再現、使用されている柔らかなトーンの紙、シンプルで美しいブック・デザインをエレノア・カポニグロが手掛けている。まさに珠玉のポートレイト写真集。
本の状態: ベージュのスリップケースに変色、擦れによる汚れ、角部分にキズがみられる。本体ジャケット・フラップ部分のプライス表示がカットされている。ジャケット背部分に点状のシミ、表・後側にも少し点状のシミあり。本体の天地・小口にも点状のシミ。内部ページにもわずかに点状のシミがあるページあり。但し、図版のページには影響はない。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
二畳間の展示テーマを「Georgia O'Keeffe Photographs & Painting」とし、レイアウトを変更した。ジョージア・オキーフの絵画作品集や彼女が被写体のポートレイトが収録された写真集を並べている。ニューメキシコでトッド・ウェブが撮影したオリジナル・プリントやヴォーグの依頼でセシル・ビートンが撮影したプリントも展示中。
GEORGIA O'KEEFFE A PORTRAIT BY ALFRED STIEGLITZ / Georgia O'Keeffe (Introduction)
1978, NY, 51 plates, 278 x 362 x 17(本体サイズ)
アルフレッド・スティーグリッツはジョージア・オキーフのポートレイトを1917年から73歳でカメラを置く1937年まで撮影し続けていた。オキーフが彼女の最初の単独展覧会が開催されたスティーグリッツが運営するギャラリー “291” を再訪した時から、後に妻となる1924年までにすでに350枚もの写真を残している。1921年にはスティーグリッツの写真作品の展覧会が開催されており、それらの写真の中にはヌードを含むオキーフのポートレイトが含まれ、身体のフォルムに焦点をあてた“ストレート・フォトグラフィー”の評価以外に、57歳のスティーグリッツと34歳のオキーフによるスキャンダラスなラブ・アフェアとの評判もあったようである。
本書は1978年にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されたアルフレッド・スティーグリッツのよるジョージア・オキーフのポートレイト展の際に刊行された1冊。1917年から1933年までのポートレイト51枚が収録されている。まるでダンサーであるかのような“手” に注目した作品、絵画作品と呼応した作品、ヌード、写真家エドワード・ウエストンの妻レベッカ・ウエストンと一緒に初めて訪れたサンタ・フェで集めた動物の骨やナヴァホのシルバー・アクセサリーと共に写された作品などが収録されており、ジョージア・オキーフの16年間の “フォトグラフィック・ダイアリー” ともいえる。
この写真集にはオキーフ自らが写真についての文章を序文に添えており、写真図版を2パターンのグラビア印刷で再現、使用されている柔らかなトーンの紙、シンプルで美しいブック・デザインをエレノア・カポニグロが手掛けている。まさに珠玉のポートレイト写真集。
本の状態: ベージュのスリップケースに変色、擦れによる汚れ、角部分にキズがみられる。本体ジャケット・フラップ部分のプライス表示がカットされている。ジャケット背部分に点状のシミ、表・後側にも少し点状のシミあり。本体の天地・小口にも点状のシミ。内部ページにもわずかに点状のシミがあるページあり。但し、図版のページには影響はない。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
二畳間の展示テーマを「Georgia O'Keeffe Photographs & Painting」とし、レイアウトを変更した。ジョージア・オキーフの絵画作品集や彼女が被写体のポートレイトが収録された写真集を並べている。ニューメキシコでトッド・ウェブが撮影したオリジナル・プリントやヴォーグの依頼でセシル・ビートンが撮影したプリントも展示中。
by booksandthings
| 2013-02-25 12:00
| 写真集