2012年 08月 04日
HAVANA CIGARS / William Gill |
ウォーカー・エヴァンス (Walker Evans) がキューバのハバナで撮影したこのポスターの写真は、1938年に刊行された写真集『AMERICAN PHOTOGRAPHS』にも“Citizen in downtown Havana, 1932” のタイトルで収録されている。写真集には、あと1枚ハバナの警察官のポートレイトも収録されており、当時の大統領ルーズベルトが「これは現代のアメリカを私たちに示している。」と写真集についてコメントしているように、この写真集に収録された写真は文字通りアメリカを捉えたものということになり、スペインから独立したとはいえ、まさにキューバはアメリカの統治下にあったということか。
スペインの専売だった葉巻も自由化され、アメリカのこの時期のタバコの広告では 「Pure Havana」「Clear Havana」「Genuine Havana」 などの文字を目にする。
HAVANA CIGARS / William Gill
1910, Akron, 112 pages, 320 x 245 x 15
今から100年以上も前に刊行されたハバナ・シガーに関する1冊。
キューバで最古のシガー・ファクトリーである“Per Larranaga (1834)” 、続いて“Punch (1840)”、“Partagas (1843)”、“H. Upmann (1844)” など現在のおいてもクオリティーの高いハバナ・シガーを作り続けているファクトリーが多くの図版をまじえ紹介されている。
本の状態:
価格:SOLD
by booksandthings
| 2012-08-04 12:00
| 酒・タバコ