2012年 06月 23日
125 ANS DE LOUIS VUITTON ET L'EPOQUE VUE PAR J.H.LARTIGUE |
1837年フランス、ジュラ山脈の地方からパリに移ったルイ・ヴィトンが、1854年にトランクの販売を始めてから150年以上が経過した。最初のトランクは、蓋の部分が曲線を描いた形だった。その4年後には、積み重ねが可能なフラットな蓋となり、補強のための木摺(木舞)を用い、ストライプ柄のキャンバスで覆われたものとなった。そして1888年にはチェック柄のキャンバスに “Marque Deposee L. Vuitton” とスタンプされたトランクが発売されている。
125 ANS DE LOUIS VUITTON ET L'EPOQUE VUE PAR J.H.LARTIGUE
1980, Paris, 2 volumes, 265 x 205 x 20
創業125周年を記念して刊行された2冊組のヴィジュアル・ブック。販売目的ではなく、顧客(仲間)向けに用意された本である。1冊はルイ・ヴィトンのストーリーを図版により解説した内容、あとの1冊はジャック=アンリ・ラルティーグ (Jacques Henri Lartigue) の写真集となっている。ブルジョアジーの家庭に生まれ、1901年7歳の時から写真を撮り始めたラルティーグ。それらの上流階級の日常を捉えた写真は、ルイ・ヴィトンの製品が次々と生み出される時代の空気を伝えるには最も適したものだといえる。ラルティーグが、ベル・エポックの時代だけではなく、50年代~70年代に台頭してきた新興階級の写真を撮影していることも、ルイ・ヴィトンに限らず、歴史のあるフランスのブランドにとって資料的、芸術的に価値のある写真であることに違いない。
本の状態:2冊セット。ソフトカバー+スリップケース。スリップケースに少し擦れ、クロス装の縁部分に僅かなほつれあり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
125 ANS DE LOUIS VUITTON ET L'EPOQUE VUE PAR J.H.LARTIGUE
1980, Paris, 2 volumes, 265 x 205 x 20
創業125周年を記念して刊行された2冊組のヴィジュアル・ブック。販売目的ではなく、顧客(仲間)向けに用意された本である。1冊はルイ・ヴィトンのストーリーを図版により解説した内容、あとの1冊はジャック=アンリ・ラルティーグ (Jacques Henri Lartigue) の写真集となっている。ブルジョアジーの家庭に生まれ、1901年7歳の時から写真を撮り始めたラルティーグ。それらの上流階級の日常を捉えた写真は、ルイ・ヴィトンの製品が次々と生み出される時代の空気を伝えるには最も適したものだといえる。ラルティーグが、ベル・エポックの時代だけではなく、50年代~70年代に台頭してきた新興階級の写真を撮影していることも、ルイ・ヴィトンに限らず、歴史のあるフランスのブランドにとって資料的、芸術的に価値のある写真であることに違いない。
本の状態:2冊セット。ソフトカバー+スリップケース。スリップケースに少し擦れ、クロス装の縁部分に僅かなほつれあり。その他は経年変化程度で概ね良好。
価格:SOLD
by booksandthings
| 2012-06-23 12:00
| 写真集